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【拡張機能マネージャー】Chrome拡張機能を一括管理できる拡張機能

2022年2月25日Chrome拡張機能

「拡張機能マネージャー」のアイコン画像

この記事では、ブラウザにインストールしたChrome拡張機能を、一括管理できるChrome拡張機能「拡張機能マネージャー」について書きます。

拡張機能の一括無効化、グループを作成して、一括オンオフなどができます。

「拡張機能マネージャー」Chrome拡張機能のスクリーンショット

本拡張機能をインストールして、アイコンをクリックすると、ポップアップが表示されます。

ブラウザにインストールしている拡張機能を、ワンクリックでオンオフできます。有効になっている拡張機能がカラーで表示されて、無効になっている拡張機能が、モノクロで表示されます。「chrome://extensions/」の画面よりも、有効・無効を確認しやすいと思います。

いくつかの拡張機能を、グループとして、まとめられるグループ化機能が用意されています。

例えば、Aのグループに仕事で使う拡張機能を登録、Bのグループに、プライベート用の拡張機能をいくつか登録したとします。今後、Aのグループを呼び出すと、仕事用の拡張機能が一気に有効(オン)になります。Bのグループを呼び出すと、自動的にAの拡張機能たちは無効(オフ)になり、Bに登録した拡張機能が有効になります。

1つのブラウザを、複数の利用用途で使い分けている方におすすめです。オプションでダークモード表示、特定のサイトだけ有効にするルール機能なども用意されています。

「拡張機能入れすぎて、管理が大変!」、「頻繁に拡張機能を有効・無効にする!」という方に役立つかもしれません。Chrome拡張機能だけのリリースで、Firefoxアドオンはありません。

リリース元:Extension Manager
記事執筆時のバージョン:9.5.1(2021年11月4日)

インストール方法

Chromeウェブストアからインストールできます。

Firefoxをご利用の場合

本拡張機能は、Chrome拡張機能のみの提供で、Firefoxアドオンはリリースされていません。

Firefoxをご利用の方は、「Extension Manager」などで代用できるかもしれません。僕は試していないので分かりません。

「Chromeに追加」をクリックします。

「拡張機能マネージャー 」Chrome拡張機能をインストールする手順画像1

「拡張機能を追加」をクリックします。

「拡張機能マネージャー 」Chrome拡張機能をインストールする手順画像2

拡張機能のオーバーフローメニューに追加されればOKです。

「拡張機能マネージャー 」Chrome拡張機能をインストールする手順画像3

頻繁に利用する場合は、「拡張機能マネージャー」の隣にあるピン留めアイコンをクリックして、ツールバーに直接配置すると、アクセスしやすくなります。

「拡張機能マネージャー 」をツールバーに直接配置する手順画像

使い方

「拡張機能マネージャー」の右下に、現在有効にしている拡張機能の数が表示されます。下記画像だと、17個の拡張機能が有効になっているということです。

「拡張機能マネージャー 」に表示される現在有効になっている拡張機能の数アイコン画像

クリックで、ポップアップ画面を表示します。以下のような画面構成になっています。

「拡張機能マネージャー 」のポップアップ画像

現在有効になっている拡張機能は、カラーで表示されます。色がついていない拡張機能は、インストールしているけど、無効になっているという意味です。それぞれの拡張機能は、ワンクリックでオンオフ(有効・無効)できます。

「拡張機能マネージャー 」を使って、拡張機能を有効化・無効化しているGIF画像

ホバー時に表示されるメニュー

拡張機能にマウスを乗せると、タイトルと4つの項目が表示されます。

「拡張機能マネージャー」に表示される拡張機能ホバー時に表示されるメニュー画像

それぞれの意味を書いておきます。

ホバー時に表示されるメニュー項目
ロッキング一括無効化ボタンをクリックしたときに、無効にしない
オプション拡張機能側の設定ページがある場合、設定ページに移動
卸売拡張機能のアンインストール
ホームChromeウェブストアのページを開く

ロッキングは、拡張機能の一括無効化ボタンを押した時、無効にしないようにする機能です。ロッキングされている拡張機能は、右上に「ロッキング-水色ボタン」アイコンが表示されます。

解除する時は、再びマウスを乗せて、「アンロック」をクリックします。オプションは、設定ページが存在している拡張機能のみに利用できます。

拡張機能の一括無効化

リセット」ボタンをクリックすると、拡張機能を一括無効化します。

「拡張機能マネージャー 」で拡張機能を一括無効化する手順画像1

有効になっている全ての拡張機能が無効になり、「拡張機能が有効になっていません」と表示されます。

「拡張機能マネージャー 」で拡張機能を一括無効化する手順画像2

ロッキング(ロック)していた拡張機能に関しては、有効のままです。

「拡張機能マネージャー 」で拡張機能を一括無効化した後、ロックしたアプリが有効になっているままの画像

検索(拡張機能、ストア)

ポップアップ内上部にある検索ボックスで、現在インストールしている拡張機能を検索できます。大量にインストールしている方には、ありがたい機能だと思います。

「拡張機能マネージャー 」の検索機能を利用する手順画像1

検索ボックス内右側にある「Enterアイコン」ボタンをクリックすることで、Chromeウェブストアでの検索結果を表示してくれます。

「拡張機能マネージャー 」の検索機能を利用する手順画像2

上記画像だと、「アマゾン」と検索したChromeウェブストアのページを、新しいタブで表示してくれます。ストアを開いて検索する手間が省けて、直接、本拡張機能の検索ボックスからChromeウェブストアを検索できます。

「拡張機能マネージャー 」からアクセスしたChromeウェブストアのスクリーンショット

グループの切り替え

拡張機能のグループを作成した場合は、ポップアップ右上のドロップダウンリストで切り替えられます。

「拡張機能マネージャー 」でグループを切り替える手順画像

グループの設定については、こちらを参考にしてみてください。

実際にグループ機能を使って、一拡張機能を一気にオンオフしてみた動画を貼っておきます。Amazon用、インスタ、Twitter用、一軍といった感じで、それぞれのグループに登録した拡張機能を、一気に呼び出せます。

アイコン

プラスアイコンにマウスを乗せると、3つのアイコンが表示されます。

「拡張機能マネージャー 」のショートカットアイコンをクリックした時の画像
太陽マークダークモード切り替え
一覧表示切り替えアプリの表示形式切り替え
三点ボタンオプションを開く

太陽マークアイコンで、ダークモードに切り替えられます。

「拡張機能マネージャー」をダークモードにした画像

僕は、ダークモード好きなので、何気ない部分ですが、ありがたいです。

一覧表示切り替えアイコンで表示形式を変更します。アイコンのみ表示から、一列ごとのアイコン+タイトル表示になります。個人的には、1ページに沢山のアプリを表示する、アイコンのみのレイアウトが好きです。

「拡張機能マネージャー」の表示をグリッドからリスト形式にした画像

設定

設定へのアクセス方法は、いくつかあります。ポップアップを表示して、グループ(デフォルト)をクリック→歯車アイコン(⚙)をクリックします。または、プラスアイコンの一番下にある三点ボタンアイコンをクリックします。

「拡張機能マネージャー」のポップアップから設定にアクセスする手順画像

拡張機能の右クリック→「オプション」からでも開けます。

「拡張機能マネージャー」の右クリックから設定にアクセスする手順画像

一般

本拡張機能の表示などに関する設定ができます。「ここを見ておくといいかも?」という点に絞って書きます。

「拡張機能マネージャー」の設定画像

表示モード

表示モードを変更します。グリッド表示(デフォルト)がアイコンのみ、リスト表示にすると、アイコン+名前が表示されます。僕は、最初グリッド表示にしていましたが、使っているうちにリスト表示にしました。

「拡張機能マネージャー」の表示をリスト形式にした画像

外観

「うすい色」がライトモード、「こい色」がダークモードです。「自動フォローアップシステム」は、OSで設定したテーマに合わせるということです。

ディスプレイ列数

1列に表示するアプリの数を調整できます。MAXが9列です。

「拡張機能マネージャー」の一行に表示する拡張機能を9列にした画像

アイコンサイズ

アイコンサイズを、以下の3つの中から選択できます。個人的には、「小さい」で十分かなと思います。

  • 小さい
  • 普通
  • 大きい
「拡張機能マネージャー」のアイコンサイズを変更した比較画像(小さい、普通、大きい)

視野角マーク

拡張機能ボタン(「拡張機能マネージャー」のアイコン画像)に、有効になっている拡張機能の数を表示するかどうかの設定です。オフにして、拡張機能ボタンをクリックすると、設定が反映されます。

「拡張機能マネージャー」の「視野角マーク」をオフにした画像

ショートカットアイコンの表示

ポップアップ上部にある「リセット」アイコンを表示するかどうかです。

「拡張機能マネージャー」のポップアップ内にショートカットアイコン画像

ダークモード、表示形式、オプションへのアクセスボタンがあるだけなので、オフでもいいかなと思います。設定にアクセスしたい時は、拡張機能の右クリック→「オプション」をクリックすればいいかと思います。

グリッドモードで拡張機能名を表示する

グリッドモード(アイコンのみ表示)の時に、名前を表示するかどうかです。個人的には、アイコンだけで判別できるのでオフです。

「拡張機能マネージャー」の「グリッドモードで拡張機能名を表示する」を有効にした画像

自動並び替え

ポップアップ内の拡張機能の並び替え設定です。

「拡張機能マネージャー」の並び替えをデフォルト、開始頻度にした比較画像

バックアップ

本拡張機能の設定(グループの情報など)をバックアップできます。エクスポートで、「EManager.options」というファイルを出力します。

「拡張機能マネージャー」の設定をバックアップする手順画像

読み込ませたい時は、「インポート」からファイルを選択します。バックアップを作成しなくても、同じGoogleアカウントでログインした場合は、自動的に同期されるようです。

メニュー表示モード

拡張機能にマウスを乗せたときに表示されるポップアップ(メニュー)の表示方法を設定できます。デフォルトでは、マウスホバー(Hover)になっています。

クリック(Click)にすると、マウスを乗せてもメニューが表示されなくなります。代わりに、アイコンの右にケバブメニュー(三点ボタン)が表示されるので、そちらをクリックすると表示されます。

「拡張機能マネージャー」の「メニュー表示モード」を切り替えてみた画像

僕は、すぐアクセスできるようにホバー(Hover)にしています。拡張機能の設定とかにアクセスしないのであれば、クリックでいいかなと思います。

グループ管理

グループの管理・作成・削除ができます。「一般」と「固定」の2種類あり、以下のような意味になっています。

一般普通のグループ
固定常に有効にする拡張機能

一般

特定の用途によって使い分ける拡張機能は、「一般」で作成するのがおすすめです。意味がよく分からない方は、先に「固定」の説明を見てみてください。

「拡張機能マネージャー」でグループを作成する手順画像1

最初は、「デフォルト」というグループが1つだけあります。こちらは弄らなくていい気がします。「+」をクリックして、新しいグループを作成できます。

「拡張機能マネージャー」でグループを作成する手順画像2

グループ名右にある「鉛筆」アイコンで、グループの名前を変更しておくと、今後管理しやすいです。

作成したグループを呼び出した時に、有効にしてほしい拡張機能をクリックします。モノクロアイコンからカラーになったら、有効になっているということです。

「拡張機能マネージャー」でグループを作成する手順画像3

固定

「一般」で作成したグループとは関係なしに、どのグループを呼び出した時でも、必ず有効にする拡張機能を設定できます。

「拡張機能マネージャー」で固定グループを作成する手順画像1

例えば、ここで設定した拡張機能は、一般のAというグループを呼び出した時でも、Bのグループを呼び出した時でも、必ず一緒に有効になります。一般で設定したかどうかは関係ありません。

いわゆる「一軍」のイメージです。仕事だろうが、プライベートだろうが、必ず使う拡張機能があると思います。そちらを「固定」に登録(有効)しておくと、いちいち「一般」のグループで有効にしなくても、一緒に有効になってくれます。

「一般」の方を見てみると、「固定」で有効にした拡張機能の右上に、緑色のボタンが表示されます。

「拡張機能マネージャー」で固定グループを作成する手順画像2

僕の場合、Googleの検索結果を任意の日付範囲、言語に絞り込んでくれる「Amazing Searcher」、「プライムビデオの冒頭に挿入される予告編をスキップしてくれる「アマゾンプライムビデオ広告スキップ」、どんな動画でも倍速再生できるようにする「Video Speed Controller」などが該当します。

名前設定

拡張機能の名前を変更できます。

「拡張機能マネージャー」の「名前設定」オプションページ画像

色々試してみたのですが、名前を変更することで、何が変化するのか特定できませんでした。てっきり、検索にヒットするようになるのかと思ったのですが、そうでもないようです。

ルール

ルールを設定できます。

「拡張機能マネージャー」でルールを作成する手順画像1

ルールとは、特定のウェブサイトにアクセスした時だけ、拡張機能を有効にする機能です。

例えば、「Amazonにアクセスしたら、過去の価格推移をグラフ表示してくれる「Keepa」、検索結果のオプションにAmazon公式出品のみという項目を追加する「Condler」を有効にする…といったことができます。

特定のウェブサイトにアクセスしたら、無効にする…といった逆のこともできます。特定のウェブサイトのみで使いたい拡張機能がある場合は、グループよりも「ルール」に登録した方が便利かなと思います。

ルールを追加」ボタンをクリックします。アクションで、どうするか設定できます。

「拡張機能マネージャー」でルールを作成する手順画像2

「Hostワイルドカード」で、URLを登録します。冒頭に「http(s)://」と既に書かれていますが、書いても書かなくてもOKです。どちらでも認識してくれました。わざわざ書く必要はないかなと思います。

「拡張機能マネージャー」でルールを作成する手順画像3

ドメイン単位、記事単位、特定の文字列が含んでいる場合で設定できます。複数のURLを登録したい場合は、縦棒(|)を間に入れます。

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いくつか例を書いておくので、参考にしてみてください。基本的には、ドメインで指定すればいいかなと思います。重要なのは、最初と最後に、「アスタリスク(*)」を入れることです。

「拡張機能マネージャー」でルールを作成する手順画像4
<!--ドメイン単位(例:Amazon全体)-->
*www.amazon.co.jp*
*https://www.amazon.co.jp*

<!--特定の文字列を含む場合(URLの一部に「Amazon-Video」がある場合)-->
*Amazon-Video*

<!--記事単位(特定の記事のみ。この場合、アスタリスクは不要)-->
*www.naporitansushi.com/diary*

<!--複数URLの登録(当サイトとAmazon)-->
*www.amazon.co.jp*|*www.naporitansushi.com*

実際に動作している動画を貼っておきます。右上に注目です。「Amazon」を開くと、ルールに登録した拡張機能が有効になっています。

感想

以上、拡張機能の一括無効化、グループ化ができる管理Chrome拡張機能「拡張機能マネージャー」についてでした。

僕みたいな検証用で、数多くの拡張機能を導入している人に便利です。

2022年2月25日Chrome拡張機能