【Select like a Boss】ALTを押さずにリンクを範囲選択できる拡張機能

この記事では、ALTキーを押さなくても、URLやリンクテキストを範囲選択でコピペできるChrome拡張機能「Select like a Boss」について書きます。
Firefoxアドオンもあります。
リンク内テキストを、通常の文字選択と同様に、そのままマウスで範囲選択できるようにするChrome拡張機能です。
以下の機能が用意されています。水平方向(左右)でリンク内テキストを範囲選択、垂直方向(上下)でリンクをドラッグ&ドロップです。
水平方向に選択 | リンク内テキストを範囲選択 |
垂直方向にドラッグ&ドロップ | リンクのドラッグ&ドロップ |
通常は、以下のように、リンクテキストをそのまま範囲選択できないようになっています。

ALTキーを押しながら引っ張る必要があります。素早くリンクの文字をコピペして、検索したい時に不便です。わざわざ左手でALTキーを押しながら、マウスで範囲選択しないといけません。
そこで本拡張機能の登場です。インストールするだけの簡単作業で、快適な環境を実現できます。今まで、ALTキーを押すのに不便を感じていた方、参考にしてみてください。
「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」ブラウザに標準搭載している「リンク内テキストを選択可能にする」機能を、「Chrome」に搭載できるという感じです。そうです、Vivaldi万歳。
リリース元:seril(GitHubはこちら)
記事執筆時のバージョン:2022.5(2022年5月17日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
Firefoxをご利用の方は、以下のFirefoxアドオンストアからインストールできます。
「Firefoxへ追加」をクリックします。
余談ですが、類似アドオン「Drag-Select Link Text」について、以下の記事に書いています。機能は一緒です。
「Chromeに追加」をクリックします。

拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。
インストールすると、新しいタブでデモページが表示されます。この中の「You can try with this without install.(これで試すことができます。)」の部分がリンクになっているので、実際に本拡張機能の挙動を確かめることができます。マウスで範囲選択すると分かります。

使い方
左右に範囲選択
リンク内テキストが表示されているページを開きます。適当にGoogle検索すると手っ取り早いです。記事タイトルの一部をマウスで範囲選択します。ALTは押さなくてOKです。
通常は、リンクのドラッグ&ドロップになりますが、導入後は、文字の範囲選択になります。

このまま範囲選択→Ctrl+C→Ctrl+Vで任意の場所にリンク内テキストを貼り付けられます。調べものが捗ります。範囲選択→右クリック→『Googleで「〇〇」を検索』でもOKです。
上下に範囲選択
リンク内テキストを上下に引っ張ると、従来のリンクのドラッグ&ドロップになります。アドレスバーなどに貼り付けることができます。

一部ページでは動作しない
以下の2つのサイトでは動作しません。これ以外にも動作しない場所があるかもしれません。
- Chromeウェブストア
- Chromeの内部ページ(設定画面)
不具合ではなく、仕様です。Chromeでは、拡張機能が悪さをしないように、重要なページでは動作しないように作られています。Chromeウェブストアや設定ページなどのリンクを範囲選択しても、本拡張機能は動作しません。

一時的に無効にする方法
「Select like a Boss」の拡張機能を右クリック→「拡張機能を管理」をクリックします。

オフにします。ページをリロード(F5)すると、一時的に機能が無効になります。

使わなくなったら無効ではなく、削除しましょう。
頻繁にChrome拡張機能の有効・無効を切り替える方は、拡張機能を管理する拡張機能を導入することをおすすめします。ワンクリックで一括無効化、グループを作成してまとめて有効・無効を切り替える…といったことができます。
この手の管理拡張機能は色々あるのですが、現在僕が使っているのは、「拡張機能マネージャー」です。詳しくは下記記事を参考にしてみてください。
感想
以上、リンク内テキストを、ALTを押さなくても範囲選択できるようにするChrome拡張機能「Select like a Boss」についてでした。
やはり、「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」のリンク内テキストのコピーに慣れていたら、「Chrome(クローム)」や「Floorp(フロープ)」を触る時に、引っ掛かりますね。標準設定にはありませんが、有志の方の拡張機能・アドオンがあって良かったです。