【Vivaldi】スタートページ・スピードダイヤルのカスタマイズ方法
この記事では、「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」ブラウザのスタートページやスピードダイヤルをカスタマイズする方法について書きます。
「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」ブラウザには、スタートページと呼ばれる専用のページに、好きなブックマークをサムネイルで登録(スピードダイヤル)できる機能があります。
新しいタブで開くページを「スタートページ」にして、よくアクセスするサイトをスピードダイヤルとして登録しておけば、瞬時に開けます。
サムネイル付きで管理できるので、どのサイトか確認しやすいです。アイコンサイズ・最大列数は、好きなように変更できます。上部には、検索ボックス(Googleなどの検索エンジン)、どのくらい広告をブロックしたかの「プライバシー統計」を配置できます。
好きな背景画像にできます。スタートページ右上にある設定ボタン(⚙)から、クイック設定ができます。設定→スタートページで、より詳しくカスタマイズできます。
感覚としては、家(スタートページ)があって、その中に、自分の好きな家具(スピードダイヤル)を配置していくって感じです。
本記事は、Vivaldiを既にインストールしている前提です。下記記事を参考にしてみてください。
スタートページを開くように設定
デフォルトのホームページ、新しいタブで開くページをスタートページに変更します。設定(Ctrl+F12)を起動して、一般→ホームページを「スタートページ」にします。
タブの「新しいタブで表示するページ」もスタートページにします。新しいタブや、ホームボタンをクリックすると、スタートページが表示されます。
スピードダイヤルの登録方法
スタートページに表示されているスピードダイヤルは、ブックマークの1つです。追加する方法は、大きく3つあります。サクッと編集したい時はスタートページ、もりもり編集したい時はブックマークマネージャーがおすすめです。
ブックマーク登録時に追加する
ウェブサイトをブックマークする際、通常フォルダーではなく、「スピードダイヤル」フォルダーを選択することで、スタートページに追加されます。
スタートページ内から登録する
スタートページにある「スピードダイヤルを追加」ボタンをクリックします。
登録したいURLを入力して、「追加」をクリックします。フォルダーを作成して、その中に入れることもできます。
登録されます。デフォルトでは、サイトのスクリーンショットがサムネイルとして表示されます。
追加ボタンが表示されていない場合は、設定→スタートページ→「追加ボタンを表示」にチェックします。逆に不要な場合は、チェックを外します。
非表示にした場合は、背景画像の好きなところをダブルクリックすると、追加ダイアログが表示されます。
ブックマークマネージャーから登録
キーボードのCtrl+Bを押すか、以下のURLをアドレスバーに貼り付けて、Enterを押します。
vivaldi://bookmarks/
ブックマークマネージャーが開きます。「スピードダイヤル」フォルダーがあるので、その中に好きなようにブックマークを移動・作成します。動画を貼っておきます。CtrlやShiftと組み合わせることで、複数一気に移動できます。
ずらっと追加されます。
特定のフォルダー内にある全てのブックマークをスピードダイヤルに移動したい時は、スピードダイヤルの対象フォルダーを変更したほうが早いかもしれません。フォルダーを選択して、右側の「スピードダイヤル」をチェックします。スタートページに表示されるフォルダーが入れ替わります。
「vivaldi://history/
」や「vivaldi://mails/
」などのVivaldiの特殊なURLも、スピードダイヤルに登録できます。
ただし、サムネイル画像はうまく取得してくれないことが多いので、自分で分かりやすい画像を用意するのがおすすめです。
スピードダイヤルの削除方法
デフォルトでは、YouTube、Yahoo!、Amazon、hulu、Vivaldia(ブラウザ内蔵ミニゲーム)などの13ページが登録されています。不要なサービスは、サムネイルにマウスを乗せた時に表示される右上のボタンをクリックすることで、削除できます。
サムネイルを右クリック→「削除」をクリックすることでも消せます。
ブックマークマネージャーからでも同様に作業できます。
一つずつ削除するのがめんどくさい場合は、一括で削除(非表示)することもできます。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
余談ですが、これらの初期で登録されているページのいくつかは、Vivaldiとパートナー契約しているサービスです。このリンク経由で何かお買い物すると、Vivaldiに配分収益が入ります。Vivaldiを応援したい方は、初期で登録されているURLを残して、そのままお買い物するといいかもしれません。Amazonとかです。
カスタマイズ方法
サムネイル画像を変更
自分で好きな画像に変更できます。事前に変更したい画像を、PC内のどこかに保存しておきます。拡張子は、JPG、JPEG、PNG、BMP、GIF、WEBPの6種類に対応しています。
アイコン画像を変更したからといって、PCに保存した元画像を削除してはいけません。
元画像を削除すると、スピードダイヤルに設定した画像も一緒に非表示になります。PC内にある画像と連携しているので、どこかのフォルダーの中に、まとめて管理しておくのがおすすめです。
スピードダイヤルのサムネイルにマウスを乗せると、左上にアイコンが表示されるのでクリックします。
エクスプローラーで画像選択ダイアログが表示されます。変更したいアイコン画像を選択して、「開く」をクリックします。
アイコンが変更されます。
余談ですが、動くアニメーション画像(例:GIF)も登録できます。自作できる方は、個性を出せると思います。ただし、毎回ヌルヌル動くので、目障りかもしれません。
GIF画像ではなく、WEBPなどでも可能です。動画からアニメーションWEBPに変換してくれるサービスもあります。(例:Video2WebP)詳しくは、Vivaldiフォーラムに投稿してくださっている方がいるので、リンクを貼らせていただきます。
参考:テーマの背景をpngやWebPでアニメーション | Vivaldi Forum
デフォルトで用意されているサムネイル画像については、以下の場所に保存されています。
%LOCALAPPDATA%\Vivaldi\Application\バージョン名\resources\vivaldi\resources
バージョン名に、現在自身が使っているVivaldiのバージョン(数字)が入ります。そのまま上記をコピーして、エクスプローラーのアドレスバーに貼り付けても開けないので注意です。Application
までは、恐らく皆さん一緒なので、そこまでをコピペして、そこからポチポチクリックするのがいいかもしれません。
resources
フォルダーの中は、色々なサムネイル画像が保存されています。サイトのサムネイルについては、「sd_thumbnails
」フォルダー内に、「sd_〇〇
」という名前で保存されています。
元の画像に戻したい時に役立つかもしれません。初期で用意されているサービス以外にも、沢山のサイトアイコンが保存されていました。国によって主要のサービスが違うため、使い分けているのかなぁと思います。日本では13種類でしたが、別の国だともっと多かったり、少なかったりするんでしょうかね。
列幅、サムネイルサイズについて
Vivaldiの設定→「スタートページ」で、スピードダイヤルの表示方法について設定できます。これから紹介するカスタマイズ項目は、全てこちらの設定画面から変更できます。
スピードダイヤルの列数、サイズを変更できます。列数は1~12までと無制限が用意されています。
一列と無制限にした比較画像を貼っておきます。無制限にすると、入る分だけ横に表示します。スピードダイヤルのサイズを「中」にしている場合だと、大体6列くらい表示されます。
アイコンサイズは、2023年4月時点で以下の7つから選べます。個人的には、スッキリコンパクトの「アイコン」が好きです。
- アイコン
- 極小
- 小
- 中
- 大
- 巨大
- 列の大きさに合わせる
Vivaldiaの表示について
Vivaldiaをプレイしない場合は、Vivaldiオリジナルゲームの「スピードダイヤルに表示」のチェックを外します。
スタートページのナビゲーション
スタートページ上部に表示されるスピードダイヤル、ブックマーク、履歴、メモを切り替えられるバーのことです。使わない方は、スタートページの設定で、「スタートページのナビゲーション」を「タイトルを非表示にする」にします。
スピードダイヤルの外観
サイト名の表示を設定できます。以下の3種類から選択できます。
- タイトルを表示する
- ホバー時にタイトルを表示する
- タイトルを非表示にする
「ホバー時にタイトルを表示する」にしてみた動画を貼っておきます。
「基本は、サムネイルで判別するからタイトルは不要!でも、ふとした時にタイトルを見たい時がある!」という方は、「ホバーで表示する」がいいかもしれません。僕は不要なので、「タイトルを非表示にする」にしています。
ファビコンを表示する
サイトタイトルを表示するようにした場合、タイトル名の左にアイコンを表示するかどうかの設定です。比較画像を貼っておきます。
タイトルを表示するようにしている方は、オンにした方が見やすいのかなぁと思います。そもそも非表示にしている方には関係ない項目です。
サムネイルコントロール&削除ボタン
スピードダイヤルにマウスを乗せると、左上に小さいボタン(サムネイルコントロールボタン)が表示されます。不要な場合は、「サムネイルコントロールボタンを表示する」のチェックを外します。
「うっかり押し間違えて、サムネイル更新ボタンを押してしまう!折角カスタマイズしたアイコンがパーになって、リセットされてしまう!」という方は、非表示にしておくと便利です。
非表示にしていても、サムネイル画像の変更は、スピードダイヤルの右クリック→「カスタムサムネイル画像を選択」からできます。
プライバシー統計
「Vivaldi5.2(2022年4月6日公開)」から実装された機能です。スタートページ内にプライバシー統計と呼ばれるバーが追加されました。Vivaldi標準の広告ブロッカーがどのくらい機能したかを確認できます。
不要な場合は、スピードダイヤルの外観→「プライバシー統計を表示」のチェックを外します。
「詳細情報」をクリックすると、具体的なブロックした数が表示されます。
背景画像の変更
設定→「テーマ」から変更できます。エディタータブ→背景→「画像を選択」から、好きな画像に変更できます。「デスクトップ画像を使用」を押すと、PCのデスクトップと同じ壁紙が適用されます。
テーマのカスタマイズについて、下記記事を参考にしてみてください。
カスタムCSSでより自由にカスタマイズ
CSSで外観をカスタマイズできるカスタムCSS機能があります。CSSを理解していないと、使うことはできません。
「カスタムCSS使ってみたーい!」という方は、下記記事を参考にしてみてください。初心者でも理解できるように、書いているつもりです。
スピードダイヤルの背景色を透過して、アイコンのみ表示にする…といったことが可能です。
マウスホバー時だけスピードダイヤルを表示する…といったことも可能です。
本記事で紹介した以外のスタートページ関連のCSSを知りたい場合は、当サイトの検索ボックスで「スタートページ CSS
」と検索してみてください。
ブックマークレットを活用してアイコン入手
サイトのアイコン画像を入手したい場合は、ブックマークレットを活用するといいかもしれません。ブックマークレットとは、ブックマーク上で動作するプログラム(JavaScript)のことです。
Vivaldiの設定を開いて、クイックコマンド→コマンドチェイン欄を表示します。新しいチェインを作成して、コマンド1を「現在のタブでリンクを開く」にします。URLの部分を下記コードにします。
javascript:(function()%7Bvar%20i%3D0%3Bvar%20arrLink%3D%5B%5D%3Bvar%20found%3D0%3BarrLink%3Ddocument.getElementsByTagName('link')%3Bif(arrLink.length%20%3E%200)%7Bfor(i%3D0%3Bi%20%3C%20arrLink.length%3Bi%2B%2B)%7Bif(typeof%20arrLink%5Bi%5D.rel%20!%3D%3D'undefined'%20%26%26%20arrLink%5Bi%5D.rel.indexOf('icon')%3E%20-1)%7Bfound%3D1%3Bwindow.open(arrLink%5Bi%5D.href)%3B%7D%7Dif(found%3D%3D%3D0)%7Balert('favico%20Not%20Found')%3B%7D%7Delse%7Balert('favico%20Not%20Found')%3B%7D%7D)()%3Bvoid(0);
ブックマークレットレット(コマンドチェイン版)の完成です。
アイコンを入手したいサイトを開きます。クイックコマンドダイアログを起動します。デフォルトでは、F2になっています。先ほど作成したコマンドチェインの名前を入力して実行します。
コマンドチェインを実行したサイトのアイコン画像が、新しいタブで表示されます。右クリックで画像を保存できます。ただし、確実にアイコンを取得できるわけではなく、サイトによっては表示されない&画像サイズが小さい場合もあります。
外部サービスを利用して作成
「VIVALDI THUMBNAIL GENERATOR」と呼ばれるサイトで、いい感じのスピードダイヤル用サムネイルを作成できます。ブックマークからファビコンを取得して、好きなアイコンサイズ、背景色にできます。
背景色を指定できるので、全て同じ色にすると統一感が出ます。
感想
以上、「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」ブラウザで、スタートページ、およびスピードダイヤルをカスタマイズする方法でした。
僕はホームページをスタートページにしているので、登録したスピードダイヤルが、すぐ目に入ります。頻繁に開くサイトを登録しています。