【X-Mouse Button Control】マウスのキー割り当てを変更してみよう!

この記事では、自由にマウスのキー割り当てを変更できるフリーソフト「X-Mouse Button Control」について書きます。
マウスクリック、チルトホイールに任意のキー・機能を割り当てることができます。特に、左チルト、右チルトによく使うキーを割り当てるのが便利です。

マウスクリック、チルトホイール、サイドボタンに好きな機能、キーを割り当てることができるフリーソフトです。5ボタンマウス(右クリック、左クリック、チルトホイール、サイドボタンで活用するとめちゃくちゃ便利になります。)
好きな機能には、お互いのマウスクリック機能の入替えや、コピー、貼り付け、切り取り、メディアの再生・一時停止などができます。
キーは、Aやファンクションキーなどの単一キーやShift+Windows+Sなどの複数キーが登録できます。まぁ、言ってしまえば何でもマウスに割り当てることができるよってことです。
さらに指定のアプリが起動している時は、別のマウスの割り当てを適用させる…といった実行中のアプリごとに機能を使い分けることもできます。めちゃくちゃ便利です。
- 左クリックと右クリックを入れ替える
- サイドボタンに、指定のアプリを起動するように設定する
- 左チルトに、任意の単一キー、または複数キーの同時押しを割り当てる
- このアプリ(ゲーム)が起動しているだけ、別のマウスの割り当てにする
僕のマウスはLogicool製で、「logicool options」と呼ばれる公式のマウスキー割り当てソフトがあるんですが、いかんせん不具合が多いです。
Bluetoothで接続しているのに、「デバイスは検出されませんでした」と表示され、リマップ(割り当て)できないなんてことがしょっちゅうです。

ドライバーの再インストールで解決するとかあるんですが、そこまでする元気もなくて…。
それに比べて、X-Mouse Button Controlはダウンロードのみのインストール不要で使えて、機能性もlogicool optionsと遜色ない最高のソフトです。もし、同じように公式マウスキー割り当てソフトに不満を感じてる場合、試してみてください。
提供元:Phillip Gibbons
記事執筆時のバージョン:2.19.2(2020年05月23日)
ダウンロード方法
以下の公式サイトからダウンロードできます。
今回はインストーラータイプではなく、持ち運びができるポータブル版を利用します。
「Portable version」をクリックします。ダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら解凍します。

32bitか64bitかで使用するフォルダーが異なります。
僕は64bitなので、64bit(x64) フォルダーを使います。

フォルダーを開いたら、「XMouseButtonControl.exe」を起動します。

タスクトレイにアイコンが表示されるので、右クリック→Setupをクリックします。

設定画面が表示されます。
日本語化
英語のままだと使いにくいので日本語に変更します。
X-Mouse Button Controlでは、日本語がサポートされています。メイン画面左下のSettingsをクリックします。

languageタブをクリックします。
Languageで日本語を選択します。

OKをクリックします。
Apply(適用)をクリックして、Close(閉じる)をクリックします。

再びタスクトレイから、X-Mouse Button Controlの設定画面を開きます。無事に日本語化されています。

使い方
日本語化に成功したら、あとは直感的な操作で設定できます。
マウスに機能・キーを割り当てる
複数レイヤーを使用する場合は、名前を付けたほうが便利かもしれません。今回は複数使用しないので、何も決めないままにします。
レイヤーを入れ替えることでさらに多くの機能・キー割り当てができます。
また、レイヤーにホットキーを割り当てることも可能なので、Ctrlを押している時だけのマウス割り当てを変更するといったこともできます。
変更したいマウスボタンのメニューボタンをクリックします。
試しに、マウスホイールを左に押し込んだ時の操作を設定してみます。左チルトの横のメニューをクリックして、割り当てたい操作をクリックします。

単一キーの割り当て
上から二番目のキー・シミュレーション:(未定義)から、キーボードのキーを割り当てることができます。
キー割り当て画面が表示されるので、キーを入力します。装飾キーや拡張キーを割り当てたい場合は、 {} ボタンをクリックしながらキーを入力します。

また、 {}の横の下矢印ボタンからキーを選ぶこともできます。ここでは、ファンクションキーのF12を割り当ててみます。

{F12}と表示されていればOKです。右下のOKをクリックします。

複数キーの割り当て
キー入力の際に、複数キーを押すことで同時押しにも対応できます。
例えば、Shift+Windows+Sの登録の場合、以下のようになります。
{LWIN}{SHIFT}s

確認できたら適用→閉じるをクリックします。

これで、マウスホイールを左に押し込んだ時に Shift+Windows+Sを押したことになります。Shift+Windows+Sには、Windows10の切り取りツールが起動するようになっているので、マウス操作だけで画面キャプチャできるようになります。
好きなキーにスクリーンショット撮影を割り当てるフリーソフト「KIOKU」と併用することで、マウス操作でじゃんじゃんスクショが撮れるようになります。
特定のアプリごとに設定する方法
特定のアプリケーションごとに機能を入れ替えることができます。「このアプリ(ゲーム)やってる時は、こういう使い方したい!」って時に便利です。
設定画面左下の「追加」をクリックします。

アプリケーションを選択するウィンドウが表示されるので、アプリを選びます。
リストの中にない場合は、「…」ボタンから選択できます。

今回は、試しに僕の大好きなゲーム「デスストランディング」で設定してみます。
デスストランディングのショートカットアイコンをクリックして、「開く」をクリックします。

アプリケーション名が表示されるので確認して「OK」をクリックします。

あとは、基本設定と同じようにマウスのキー割り当てを行います。
画像では、デスストランディングが起動している間は左チルトがReturn+F12で、右チルトがデスクトップ表示ということになります。ゲームでやる場合、回復アイテムを使うキーを割り当てたりすると便利そうです。

ボタン連打
これは応用設定なんですが、ボタンを連打させることもできます。例えば、「ゲームでいちいちキーを連打するのめんどくさい!」って時に大活躍です。
変更したいボタンのキー・シミュレーションをクリックします。連打したいキーを横の {}を押しながら入力します。
2番のキー・ストロークを送信する方法をボタンが押されている間連打か、連打固定(ボタンが再び押されるまで)のどちらかを選びます。かなり長い時間連打したい場合は連打固定がおすすめです。

ちなみに、キーだけでなくマウス連打することもできます。下矢印からマウスボタン→左ボタンをクリックします。

同じように連打固定にして「 OK 」をクリックします。

マウス連打を設定した状態で、クリック型の放置ゲーム「Cell to Singularity」を試してみました。一度左チルトを押すと、自動で左クリック連打してくれるようになりました。

普段使いで連打することはないと思うのでゲーム用かなって感じです。ただ、ゲームによっては、自動化ツールは規約違反の場合もあるので、よく確認してから利用しましょう。
ナポリタン寿司の割り当て設定
僕は、左チルトにF6、右チルトにCtrl+Alt+1を割り当ててます。この2つだけです。後は特に変更していません。

何でこのキーかというと、ブログ投稿に特化したキャプチャーソフト「Monosnap」の部分キャプチャにF6 、クリップボードの画像の編集に Ctrl+Alt+1を設定しているからです。

おかげで、マウスですぐに画面キャプチャ、編集ができて便利です。ブログやSNSに画像を投稿する人におすすめの設定です。
感想
以上、マウスボタンに別の操作やキーを割り当てできる「X-Mouse Button Control」の紹介でした。
全部設定する必要がなく、随時追加していける感じが便利です。アプリごとで設定を変更できたり、連打もできたり、本当にすごいと思いました。