当サイトは、アフィリエイト・アドセンス広告を掲載しています。消費者庁が、2023年10月1日から施行予定である景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています(記事はこちら、消す方法はこちら

参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

【XWidget】Windows10にウィジェットを配置してWindows11風にするソフト

2021年8月28日ソフト

XWidgetのアイコン

この記事では、Windows10にウィジェット(ガジェット)を配置できるアプリ「XWidget」について書きます。

Windows10のデスクトップ画面に、Windows11のようなおしゃれなウィジェットを配置できます。

XWidgetのスクリーンショット

デスクトップ画面にウィジェット(ガジェット)を配置できるソフトです。

配置できるウィジェットは、メモ、天気、時計、ブラウザのショートカット、イコライザー、任意の画像、ダウンロードとアップロード速度、PCのストレージ容量、システム情報など10種類以上あります。

例えば、天気ウィジェットをデスクトップに配置することで、いちいちブラウザで調べなくても確認できるようになります。都市は好きなように変更できます。

ウィジェットごとにデザインも異なるので、自分が好きなウィジェットを選択できます。デスクトップとダッシュボードで表示するウィジェットを変更できます。

例えば、ダッシュボードにはメモ、デスクトップには時計を配置するといったことができます。ダッシュボードは好きなキーで呼び出せます。

公式サイトにプレビュー動画があったので、リンクを貼っておきます。「ウィジェットってこんな感じなんだ」を掴むにはちょーどいい動画だと思います。

一部設定項目は英語ですが、基本的には日本語です。

本ソフトは、Windows10、Windows11どちらでも利用できます。

似たようなアプリで「BeWidgets」というものもあります。よりシンプルなウィジェットなので、Windows11を利用している方におすすめです。僕は、2022年5月現在、BeWidgetsの方を使っています。

リリース元:XWidget Software
記事執筆時のバージョン:1.9.22(2018年11月18日)

インストール方法

以下のサイトからダウンロードできます。

「ダウンロード」をクリックします。

xwidgetの公式サイト

ダウンロードができたら解凍します。右クリック→開くで解凍できます。

xwidget_setupファイルの解凍

解凍したフォルダー内のセットアップファイルを実行します。

「次へ」をクリックします。

XWidgetセットアップ① セットアップウィザードの開始

インストール場所を確認して、「次へ」をクリックします。こだわりがない場合は、そのままでOKです。

XWidgetセットアップ② インストール先の指定

「次へ」をクリックします。

XWidgetセットアップ③ 追加タスクの選択

「完了」をクリックします。

XWidgetセットアップ④ セットアップウィザードの完了

使い方

本アプリはウィジェットを使うための土台です。実際に表示するウィジェットを入手しないと使うことができません。専用のストア内に色々なウィジェットが公開されているので、好きなようにダウンロードできます。

有料版か無料版か

無料版の場合、起動毎にポップアップが表示されます。無料版を継続利用する場合は、「Continue FREE」をクリックします。有料版を利用したい場合は、「Purchase Now」から、購入サイトに飛べます。

有料版は、Steamでも購入可能

余談ですが、ゲーム販売サイト「Steam」でも購入可能でした。Steamを既に利用している方は、こちらからの方が便利かもしれません。

XWidget Steam購入画面

ウィジェットのダウンロード

ウィジェットは、アプリ内か、DeviantArtなどからダウンロードできます。面倒な作業が必要ないアプリ内からのダウンロードがおすすめです。外部サイトから入手する場合は、管理がめんどくさいです。

本アプリを起動するとショップが開くので、好きなウィジェットをダウンロードします。

ウィジェットをストアからダウンロードする

ショップが開かない場合は、タスクトレイのXWidgetアイコンを右クリック→更に多くのウィジェットをクリックします。

タスクトレイアイコンの右クリックメニュー 更に多くのウィジェット

ウィジェットは色々種類があるので、好きなデザインを選びましょう。今回は、Windows11風にするのが目的なので、Jimkingさんが作成したiOS風の丸みを帯びたウィジェット「i3D Widgets Pack」を利用してみます。

「いや、Windows11じゃなくて、それiOS風じゃん!」というツッコミはNGで…。角丸でモダン(近代的)デザインという意味では一緒なはずです…。多分。

検索窓に「i3D Widgets Pack」と入力します。

「i3D Widgets Pack」で検索

スクロールして、「Download for FREE」をクリックします。ウィジェットのダウンロードが開始されます。

「i3D Widgets Pack」のダウンロード

既に別のテーマを使用していた場合は、以下のようにメッセージが表示されます。「OK」をクリックして、置き換えます。

既存のテーマと置き換えますか?

デスクトップに、16個のiOS風のウィジェットが配置されます。

i3D Widgets Packのメイン画面

マウスのドラッグ&ドロップで好きな場所に移動できます。不要なウィジェットは、右クリック→閉じるで非表示にできます。

ドラッグ&ドロップでウィジェットの移動

ウィジェットの追加

タスクトレイのアイコンを右クリック→ウィジェットを追加をクリックします。

タスクトレイの右クリック ウィジェットを追加

デスクトップの下部にウィジェット追加メニューが表示されるので、配置したいウィジェットをクリックします。

表示順序を変更

初期では、デスクトップのみに貼り付けられています。右クリック→「位置」で表示を変更できます。

ウィジェットの右クリックメニュー

おすすめは、初期のままの「標準表示」です。「最前面表示」だと、常に画面上に表示されます。ちょっと邪魔感が否めないですね。

天気ウィジェットの最前面表示

サブモニターの端っこに天気を表示する…みたいな使い方には便利かもです。

ウィジェットの拡大

拡大縮小したいウィジェットを右クリック→ウィンドウ→拡大で好きな拡大率を選択します。

ウィンドウ 拡大

天気の都市を変更

天気ウィジェットを右クリック→Change Locationをクリックします。

Change Location

黒いメニューが表示されるので、上部の検索窓に、ローマ字で調べたい地名を入力します。日本語だとヒットしません。

試しに、「hiroshima」で検索してみます。検索結果の中から、表示された都市名をクリックします。

Weather Details Japan,Hiroshima

県名ではなく、市町村などの細かい場所のほうがヒットします。広島の天気に変更されました。

指定した都市(広島)の天気が表示される

天気の詳細を確認

天気ウィジェットを右クリック→Weather Informationをクリックします。

天気ウィジェットの右クリック Weather Information

1週間以上の天気、降水確率、最高気温、最低気温が確認できます。

天気予報の詳細

ブックマークウィジェット

好きなアプリ、フォルダー、ウェブサイトを登録できます。デフォルトでは、適当なアイコン画像が登録されているだけなので、自分で好きなようにカスタマイズしていきます。

変更したいアイコンを右クリック→Bookmark Settingsをクリックします。

ブックマークの右クリックメニュー

「選択」をクリックして、好きなフォルダー、アプリ、実行ファイル等を選択します。

ショートカット設定

試しにアプリを登録してみます。「ファイルを選択」をクリックして、実行ファイルを指定します。ショートカットアイコンでもOKです。

ショートカットパスの選択

ウェブブラウザVivaldiが登録されました。自動的にアイコン、表示名が登録されます。アイコンクリックで、好きな画像に変更できます。

Vivaldiが登録される

ショートカットパスは、ウェブサイトも登録できます。その場合、ファビコン画像をダウンロードして登録すると、見やすいです。

好きなウェブサイトも登録できる

クリックで起動します。

カスタマイズしたブックマークウィジェット

ウィジェットのカスタマイズ

既存のウィジェットを、好きなようにカスタマイズできます。初心者にはハードルが高いですが、書式の変更、フォントの変更、ウィジェット内の表示項目のカスタマイズなど、高度なことが可能です。

天気の日本語化

初期の状態では、ウィジェットの一部(ほとんど)が英語表記になっています。手動で日本語に治せます。手動で変更するのはめんどくさいですが、一度設定すればウィジェットを削除しない限りは、ずっと日本語です。

日本語に治したいウィジェットを右クリック→編集をクリックします。試しに、天気ウィジェットを日本語化してみます。

天気ウィジェットの右クリックメニュー 編集

ウィジェットの編集画面が表示されるので、日本語にしたいテキストを選択します。右側に編集項目がずらっと表示されるので、その中の「コアに追加」を展開します。

「コアデータの形式」の部分に、何やら英単語っぽいのが書かれているので、その一部を書き換えます。

XWidget デザイナ i3D Widgets Pack

曜日の場合だと、「En」の部分を削除するだけで、日本語にできます。

曜日を英語から日本語に変更

正確には、英語表記を解除して、自分が使用しているWindowsの言語設定に合わせるというものです。それ以外のテキストを削除しちゃうと、うまく表示されないので気を付けてください。

僕が変更した箇所を書いておきます。「天気(WEATHER)」だけ、「コアに追加」ではなく、「テキスト」に書いてあります。

項目変更前の名前変更後の名前
${weekEnShort〇}${weekShort〇}
曜日${weekEn〇}${week〇}
降水確率Chance of Rain: ${rainProbability1}%降水確率: ${rainProbability1}%
天気WEATHER天気

降水確率は「Chance of Rain」を、そのまま日本語に治します。

降水確率を日本語に変更

ウィジェットの場所によっては、「En」を削除する方法じゃないパターンもあるので、気を付けてください。名前を変更できたら、画面上部の歯車と再生アイコン歯車と再生アイコンをクリックします。言語を日本語にしている場合、文字化けしているのが残念ですね。

ウィジェットの保存ボタンをクリック

ウィジェットが更新され、無事に英語から日本語になります。

日本語になった天気予報ウィジェット

時計のカスタマイズ

時計は、英語から日本語に治すだけでなく、色々カスタマイズしてみました。

時計ウィジェットのカスタマイズ

以下のように設定することで、上記画像のように変更できます。

時計ウィジェットのカスタマイズ
時間フォントGoogle Sans
フォントサイズ101
太字
コアデータの形式${TimeSec}
曜日削除
日付フォントメイリオ
フォントサイズ38
コアデータの形式${Year}年
${Month}月${Day}日(${weekShort})
あり

不要の項目の削除

不要な項目は右クリック→削除をクリックします。

不要な項目は右クリック→削除で消せる

「OK」をクリックします。

デザイナ オブジェクトを削除?

非表示になります。

サイズの変更

背景を選択して、ピクチャのオーバーレイを「元のサイズ」から「伸縮」にすることで、自由にマウスで拡大縮小できます。

背景画像のオーバーレイ 伸縮

フォントの変更

カスタムフォントのチェックを外すことで、Windowsにインストールされているフォントの中から選択できます。

フォントの変更

影装飾

時間には影があって、日付には影がなかったので、追加で付けてみました。

日付を選択して、右側の装飾ボタンアイコンをクリックします。「陰影」という項目があるので、チェックします。好きなように、位置やぼかし具合を調整します。

影装飾

背景画像の非表示

背景画像を非表示にできます。透明になるので、モダンなデザインになります。背景画像を選択して、一般→可視のチェックを外します。

背景画像を選択して、一般 可視のチェックを外す

背景が透明になります。

ウィジェットの背景画像が透明になる

Windows11っぽく表示する方法

Windows11のウィジェットは、常にデスクトップに表示されているわけではなく、WindowsWをクリックした時のみ表示されるようになっています。

少しでもその状態に近づけるために、ダッシュボード機能と、キー割り当てを変更するソフト「AutoHotkey」を利用して、呼び出したい時だけ表示する…という風にしてみます。

XWidget本体だけでなく、AutoHotkeyと呼ばれるキー割り当て変更ソフトを利用するので、「わざわざ別アプリダウンロードするのめんどくさい!」という方は注意です。といっても、めちゃくちゃ便利なソフトです。好きなキーに別のキーを割り当てたり、好きなアプリを登録したりできます。

Windowsなら、ぜひ入れておきたいアプリです。

ダッシュボードにウィジェットを貼り付ける

ダッシュボードと呼ばれる専用の場所に貼り付けることで、呼び出したい時だけ表示できます。呼び出すためのホットキーを指定します。

システムトレイのXWidgetアイコンを右クリック→オプションをクリックします。

タスクトレイの右クリックメニュー オプション

ホットキータブをクリックします。「ホットキーの指定」にチェックを入れて、キー割り当てを指定します。なぜか、WindowsWが指定できませんでした。仕方なく、CtrlLにしました。

ホットキーの設定

WindowsWが指定できていれば、AutoHotkeyは不要でした。Windowsキーを認識してくれないっぽいです

Windows11のウィジェット呼び出しキーがWindowsWだから、どーせなら合わせたいですよね。ホットキーを設定できたら、再度システムトレイのアイコンを右クリック→ダッシュボードを表示をクリックします。

ダッシュボードを表示

デスクトップが暗くなるので、左下のウィジェット追加ボタンボタンをクリックします。

まだ何も登録されていないダッシュボード

ダウンロードしているウィジェットが表示されるので、表示したいウィジェットをクリックします。

ダッシュボードへウィジェットを追加
ポイント

なぜか、2つ以上のウィジェットをクリックしても、表示されるのは最後にクリックしたウィジェットだけでした。ダッシュボードの表示切替(先ほど設定したホットキー)をすると、ちゃんとクリックした分のウィジェットが表示されます。

複数クリックしても画面には最後のウィジェットしか表示されなかった

「表示されねーじゃん!」ってクリック連打したら、後から一気に表示されて大変なことになります。

ウィジェットを追加できたら、全部重なっていると思うので、マウスでドラッグ&ドロップして、位置調整します。

重なったウィジェット

右クリックで、編集や拡大縮小などの設定ができます。Windows11は、左にあるので同じように左側に配置します。

マウスのドラッグ&ドロップで位置を調整

ホットキーを使ってダッシュボードにアクセスした動画を貼っておきます。ぬるっとでてきて、いい感じです。

ヌルッとしたアニメーションが嫌な場合は、オプション→一般タブのアニメーション効果を、「フェードイン/アウト」にしましょう。

一般 アニメーション効果

もう少しバリエーションがあるとよかったんですけどね。それこそ、Windows11みたいに左から出てくるみたいな感じとかね。

AutoHotkeyでキー割り当て変更

Windows11では、WindowsWでウィジェットを表示するようになっているので、Windows10でも同じように真似してみます。キー割り当てソフト「AutoHotkey」をダウンロードします。

ここでは、既にインストールした前提で書きます。詳しくは下記記事を参考にしてみてください。

書き込むコードは以下になります。

;Windows+WにXWidgetのダッシュボード呼び出し割り当て
#w::Send, 〇〇 ;XWidgetで設定したキーを書く

僕と同じで、CtrlLに設定している場合は、以下のようになります。

;Windows+WにXWidgetのダッシュボード呼び出し割り当て
#w::Send, ^l
Windows+WにXWidgetのダッシュボード呼び出し割り当て

書き込めたらスクリプトをリロードします。これで、WindowsWをクリックした時に、CtrlLを押したことになるので、ウィジェット(ダッシュボード)が表示されるはずです。

エラーが出てスクリプトが実行できない場合は、どこか記述が間違っているということなので、単一キーにしてみて実行できるかどうかなどをチェックしてみてください。

Windows起動時に自動起動してほしい場合は、スタートアップフォルダーにショートカットリンクを作成します。エクスプローラーを起動して、アドレスバーに下記コードを入力します。

shell:startup

スタートアップフォルダーが開くので、作成したAHKファイルのショートカットを登録します。

AHKファイルのショートカットアイコンをスタートアップフォルダーにドラッグ&ドロップ

感想

以上、天気、メモ、時計などのウィジェットをデスクトップに配置できるアプリ「XWidget」についてでした。

カスタマイズ次第でこんな感じにできます。

頑張ってカスタマイズしたウィジェット 天気の文字をふい字に変更
ふい字にした天気ウィジェット

2021年8月28日ソフト