【EarTrumpet】アプリごとの音量を個別に調整できるソフト

この記事では、アプリごとの音量を、個別に調整できる音量ミキサーをポップアップで表示するソフト「EarTrumpet(イアートランペット)」について書きます。
Google Chromeの音量はMAXにして、ゲームの音量は少し小さくする…といったことができます。
アプリごとの音量を調整できる音量ミキサーを、タスクトレイからワンクリックで開けるソフトです。導入して起動すると、タスクトレイに専用の音量アイコンが表示されます。クリックで、Windows標準搭載の音量ミキサーのようなポップアップが開きます。
左側にアプリアイコン、右側に音量スライダーが表示されています。マウスのドラッグ&ドロップで音量を調整できます。出力デバイスごとに、一括で調整することも可能です。
一言で言うと、Windowsの音量ミキサーをワンクリックで開けるようにするアプリです。標準の音量ミキサーよりも使いやすく、アクセスしやすいと思います。
アプリアイコンをクリックすると、瞬時にミュートします。タスクトレイの音量アイコン上で、ホイール回転して音量調節する機能もあります。ショートカットキーにも対応していて、任意のキーで瞬時にポップアップを表示できます。
Windows10、Windows11、どちらでも利用できます。「Windowsで、アプリごとに音量を個別に調整したい!だけど、Windowsの音量ミキサーはアクセスしづらい!不便!」という方におすすめです。
2023年4月現在、Windows11の先行版では、標準で本アプリのような音量ミキサーが搭載されているようです。その機能が、安定版のWindows11に実装されるまで、本アプリを使ってみるのもいいかもしれません。
参考:クイック設定から直接アプリごとの音量調整が可能に。Windows 11プレビュー版 – PC Watch
完全な余談ですが、本アプリは、僕のWindows11おすすめアプリの中に、ランクインするほど好きなアプリです。
リリース元:File-New-Project
リリース日:2016年9月9日
インストール方法
Microsoftストアからインストールできます。
上記リンクからストアを開けます。

事前準備
スタートメニューのE行内に、「EarTrumpet」が追加されています。クリックして起動します。

初回起動だと、チュートリアル画面が表示されます。不具合が発生した時などのデータを、EarTrumpetチームに送信するのが嫌な場合は、「障害データをEarTrumpetチームに送信する」のトグルをオフにします。あとから変更可能です。

このままでも使えるのですが、いくつかの設定をすることで、より便利に使えます。Windows10、Windows11両方の設定を紹介します。
タスクトレイにアイコンを表示させる
タスクトレイに本アプリのアイコン()がない場合は、表示させることをおすすめします。タスクトレイの矢印を押さなくても、すぐに音量ミキサーを表示できます。
まず、Windows11での解説です。Windows10の方は、こちらを参考にしてみてください。タスクトレイの矢印を押して、隠れているメニューを表示します。「EarTrumpet」アイコンをタスクバーの外側にドラッグ&ドロップします。

GIF画像を貼っておきます。

タスクトレイに、直接EarTrumpetアイコン()が表示されます。標準の音量ボタンとそっくりです。

音量ミキサーを非表示にする(Windows10のみ)
本アプリのアイコンとWindows標準のサウンドアイコンが被ってしまい、どっちがどっちか判別しにくいと感じました。標準のアイコンを非表示にすることで、Windows標準機能のように、本アプリを利用できます。

この設定は、Windows10向けです。Windows11では、Wi-Fiボタンと一緒になってしまい、非表示にできなくなりました。
タスクバーの空いているところを右クリック→「タスクバーの設定」をクリックします。通知領域の「システムアイコンのオン/オフの切り替え」をクリックします。

「音量」を探してオフにします。

使い方
音量の調整
EarTrumpetアイコン()をクリックします。
音量を調節できるポップアップが表示されます。スライダー(バー)を動かして音量を調整します。一番上がオーディオ出力デバイス全体の音量で、その下がアプリごとの音量調節バーです。

動画を貼っておきます。スライダーを動かすことで、音量調節できます。
オーディオ出力デバイス横の「∧」アイコンをクリックすることで、全てのオーディオ出力デバイスの音量を調節できます。

オーディオ出力デバイスを変更したい場合は、右クリックから選択できます。ヘッドフォンから流している音楽を、モニターで流すといったように、ささっと変更できます。

Windows標準の音量ミキサー、サウンドの設定へのショートカットも用意されています。

ミュートの切り替え
アプリアイコンをクリックすることで、瞬時にミュートを切り替えられます。音量を一時的に0にしたい場合は、スライダーを動かすよりもミュートした方が早いと思います。

ミュートは、音量を表面上消しているだけです。ブラウザで動画や音楽を再生している場合、それらのコンテンツの再生が止まっているわけではありません。裏では流れ続けています。本当に停止したい場合は、それらのコンテンツを開いて、一時停止ボタンを押します。
タスクバーアイコン上でホイール回転すると音量調節できる
タスクトレイにあるEarTrumpetアイコン()の上にマウスを乗せて、ホイールを上下回転すると全体音量を調節できます。調整中は、小さくポップアップで何%か表示されます。瞬時に音量を調節したい時に便利です。

設定
タスクバーアイコンを右クリック→「設定」をクリックします。「一般」をクリックします。

設定画面が開きます。

ショートカット
ショートカットの設定ができます。例として、「タスクバーのポップアップを開く」をCtrl+Shift+Aにしてみました。

Ctrl+Shift+Aを押すと、音量調整のポップアップが開きます。
フルスクリーンでゲームしている時は、タスクバーが表示されないので、EarTrumpetの音量ミキサーにアクセスしにくいです。ショートカットキーを設定しておけば、タスクバーを表示することなく、直接ゲーム画面の上に、EarTrumpetの音量ミキサーを表示して、音量調節できます。
2番目の「音量ミキサーを開く」は、全部の音量調節画面が表示されます。一括で設定したい場合は、こちらのほうにショートカットキーを割り当てるといいかもしれません。

以前の設定
タスクトレイのアイコンを変更できます。

「以前のEarTrumpetアイコンを使用」をオンにすると、トランペット型のアイコンになります。

感想
以上、アプリごとの音量を簡単に調節できるソフト「EarTrumpet(イアートランペット)」についてでした。
個人的には、常駐するタイプのフリーソフトなのに、それを匂わせないWindows標準っぽいデザインなのが好きです。僕は、外部のフリーソフトが、沢山タスクトレイに表示されているだけで、気になる性格です。標準の音量アイコンだと、違和感なく利用できます。