【EarTrumpet】アプリごとの音量を個別に調整できるソフト

この記事では、アプリごとの音量を個別に調整できる音量ミキサーをポップアップで表示するソフト「EarTrumpet」について書きます。
Chromeの音量はMAXにして、ゲームの音量は少し小さくする…といったことができます。

アプリごとの音量を調整できる音量ミキサーを、タスクトレイからワンクリックで開けるソフトです。
導入して起動すると、タスクトレイに専用の音量アイコンが表示されます。クリックで、Windows標準搭載の音量ミキサーのようなポップアップが開きます。
左側にアプリアイコン、右側に音量スライダーが表示されています。マウスのドラッグ&ドロップで音量を調整できます。出力デバイスごとに一括で調整することも可能です。
一言で言うと、Windowsの音量ミキサーをワンクリックで開けるようにするアプリです。標準の音量ミキサーよりも使いやすく、アクセスしやすいので、音量調整は本アプリ1本で十分です。
アプリアイコンをクリックすると瞬時にミュートします。タスクトレイの音量アイコン上で、ホイール回転して音量調節する機能もあります。
ショートカットキーにも対応していて、任意のキーで瞬時にポップアップを表示できます。
Windows10、Windows11、どちらでも利用できます。Windows11の角丸フローティングデザインに対応しているので、外観に馴染みます。
「Windowsで、アプリごとに音量を個別に調整したい!だけど、Windowsの音量ミキサーはアクセスしづらい!不便!」という方、ぜひ試してみてください。
Windows10、11標準の音量ミキサーが重たい・起動しない場合の乗り換えとして、本アプリを使うのもありです。
僕のWindows11おすすめアプリの中にランクインするほど便利なアプリです。
EarTrumpetの読み方は、「イアートランペット」です。
リリース元:File-New-Project
リリース日:2016年9月9日
インストール方法
Microsoftストアからインストールできます。
上記リンクからストアを開けます。

使い方
スタートメニューの「E行」にEarTrumpetが追加されているので、クリックします。

初回起動だと、チュートリアル画面が表示されます。
障害データをEarTrumpetチームに送信するのが嫌な場合は、「障害データをEarTrumpetチームに送信する」のチェックを外します。あとから変更も可能です。

このままでも使えるのですが、以下の設定をすることで、より便利に使えます。Windows10、Windows11両方の設定を紹介します。
【事前準備】タスクトレイにアイコンを表示させる
タスクトレイに本アプリのアイコンがない場合は、表示させることをおすすめします。タスクトレイの矢印を押さなくても、すぐに音量ミキサーを表示できます。
以下、Windows11での解説です。Windows10の方は、こちらを参考にしてみてください。
タスクバーの何もないところを右クリック→タスクバーの設定をクリックします。

設定画面が起動します。「その他のシステムトレイアイコン」を展開して、「EarTrumpet」をオンにします。

タスクトレイに直接EarTrumpetアイコンが表示されます。標準の音量ボタンとそっくりです。

【事前準備】音量ミキサーを非表示にする(Windows10のみ)
本アプリのアイコンとWindows標準のサウンドアイコンが被ってしまい、どっちがどっちか判別しにくいです。そこで、標準のアイコンを非表示にしてみます。こうすることで、Windows標準機能のように、本アプリを利用できます。

この設定は、Windows10までです。Windows11ではWi-Fiボタンと一緒になってしまい、非表示できなくなりました。
タスクバーの右クリック→タスクバーの設定をクリックします。通知領域の「システムアイコンのオン/オフの切り替え」をクリックします。

「音量」を探してオフにします。

音量の調整
EarTrumpetアイコンをクリックします。
音量を調節できるポップアップが表示されます。スライダー(バー)を動かして音量を調整します。一番上がオーディオ出力デバイス全体の音量で、その下がアプリごとの音量調節バーです。

動画を貼っておきます。スライダーを動かすことで、音量調節できます。
アプリアイコンをクリックすることで、瞬時にミュート切り替えできます。音量を一時的に0にしたい場合は、スライダーを動かすよりもミュートした方が早いです。

オーディオ出力デバイス横の「∧」アイコンをクリックすることで、全てのオーディオ出力デバイスの音量を調節できます。

オーディオ出力デバイスを変更したい場合は、右クリックから選択できます。

Windows標準の音量ミキサー、サウンドの設定へのショートカットも用意されています。

タスクバーアイコン上でホイール回転すると音量調節できる
タスクトレイにあるEarTrumpetアイコンの上にマウスを乗せて、ホイールを上下回転すると全体音量を調節できます。調整中は、小さくポップアップで何%か表示されます。瞬時に音量を調節したい時に便利です。

設定
タスクバーアイコンを右クリック→設定をクリックします。「一般」をクリックします。

設定画面が開きます。

ショートカット
ショートカットの設定ができます。例として、「タスクバーのポップアップを開く」をCtrl+Shift+Aにしてみました。

Ctrl+Shift+Aを押すと、音量調整のポップアップが開きます。フルスクリーンでゲームしている時に便利そうです。
2番目の「音量ミキサーを開く」は、以下のような全部の音量調節画面が表示されます。一括で設定したい場合は、こちらのほうにショートカットキーを割り当てるといいかもしれません。

以前の設定
タスクトレイのアイコンを変更できます。

「以前のEarTrumpetアイコンを使用」をオンにすると、トランペット型のアイコンになります。Windows標準の音量アイコンの方が馴染みがあると思うので、オフがおすすめです。

感想
以上、アプリごとの音量を簡単に調節できるソフト「EarTrumpet」についてでした。
常駐するタイプのフリーソフトなのに、それを匂わせないWindows標準っぽいデザインなのが好きです。外部のフリーソフトが沢山タスクトレイに表示されているだけで、気持ち的に少し嫌ですもんね。標準の音量アイコンだと、違和感なく利用できます。