【EarTrumpet】アプリごとの音量を個別に調整できるソフト

2021年9月26日ソフト

EarTrumpetのアイコン

この記事では、アプリごとの音量を個別に調整できる音量ミキサーをポップアップで表示するソフト「EarTrumpet」について書きます。

Chromeの音量はMAXにして、ゲームの音量は少し小さくする…といったことができます。

EarTrumpetのスクリーンショット

アプリごとの音量を調整できる音量ミキサーをタスクトレイからワンクリックで開けるソフトです。

導入して起動すると、タスクトレイに専用の音量アイコンが表示されます。クリックで、Windows標準搭載の音量ミキサーのようなポップアップが開きます。

左側にアプリアイコン、右側に音量スライダーが表示されています。マウスのドラッグ&ドロップで音量を調整できます。出力デバイスごとに一括で調整することも可能です。

一言で言うと、Windowsの音量ミキサーをワンクリックで開けるようにするアプリです。標準の音量ミキサーよりも使いやすく、アクセスしやすいので、音量調整は本アプリ1本で十分です。

アプリアイコンをクリックすると瞬時にミュートします。タスクトレイの音量アイコン上で、ホイール回転して音量調節する機能もあります。

ショートカットキーにも対応していて、任意のキーで瞬時にポップアップを表示できます。

Windows10、Windows11、どちらでも利用できます。Windows11の角丸フローティングデザインに対応しているので、外観に馴染みます。

「Windowsで、アプリごとに音量を個別に調整したい!だけど、Windowsの音量ミキサーはアクセスしづらい!不便!」という方、ぜひ試してみてください。

Windows10、11標準の音量ミキサーが重たい・起動しない場合の乗り換えとして、本アプリを使うのもありです。

僕のWindows11おすすめアプリの中にランクインするほど便利なアプリです。

ついでなので、標準の音量ミキサーの表示方法を紹介しておきます。

Windows10の場合、音量ボタンを右クリック→「音量ミキサーを開く」をクリックします。最低でも2クリック必要で手間です。

Windows10標準の音量ミキサー画面

Windows11の場合、音量ボタンの右クリック→音量ミキサーを開くをクリックします。設定画面が開くので、その中で調整できます。

Windows11の設定 システム>サウンド>音量ミキサー

正直、まだWindows10の音量ミキサーの方が使いやすかったと思います。わざわざ設定画面が起動するのは少し不便かなと思います。今後、改善されることを祈っています。

EarTrumpetの読み方は、「イアートランペット」です。

リリース元:File-New-Project
リリース日:2016年9月9日

インストール方法

Microsoftストアからインストールできます。

上記リンクからストアを開けます。

EarTrumpetのインストール Microsoftストアの画面

使い方

スタートメニューの「E行」にEarTrumpetが追加されているので、クリックします。

スタートメニュー EarTrumpetの起動

初回起動だと、チュートリアル画面が表示されます。

障害データをEarTrumpetチームに送信するのが嫌な場合は、「障害データをEarTrumpetチームに送信する」のチェックを外します。あとから変更も可能です。

EarTrumpetへようこそ 障害データをEarTrumpetチームに送信する

このままでも使えるのですが、以下の設定をすることで、より便利に使えます。Windows10、Windows11両方の設定を紹介します。

【事前準備】タスクトレイにアイコンを表示させる

タスクトレイに本アプリのアイコンがない場合は、表示させることをおすすめします。タスクトレイの矢印を押さなくても、すぐに音量ミキサーを表示できます。

以下、Windows11での解説です。Windows10の方は、こちらを参考にしてみてください。

タスクバーの何もないところを右クリック→タスクバーの設定をクリックします。

タスクバーの何もないところを右クリック→タスクバーの設定

設定画面が起動します。「その他のシステムトレイアイコン」を展開して、「EarTrumpet」をオンにします。

個人用設定>タスクバー その他のシステムトレイアイコン

タスクトレイに直接EarTrumpetアイコンが表示されます。標準の音量ボタンとそっくりです。

EarTrumpetのアイコンが表示される

タスクバーの何もないところを右クリックして、タスクバーの設定をクリックします。

Windows10のタスクバーの空いているところを右クリック→タスクバーの設定をクリック

設定が開くので、中央あたりの「タスクバーに表示するアイコンを選択します」をクリックします。

通知領域 「タスクバーに表示するアイコンを選択します」をクリック

EarTrumpetを探して、オンにします。

EarTrumpetをオンにする

【事前準備】音量ミキサーを非表示にする(Windows10のみ)

本アプリのアイコンとWindows標準のサウンドアイコンが被ってしまい、どっちがどっちか判別しにくいです。そこで、標準のアイコンを非表示にしてみます。こうすることで、Windows標準機能のように、本アプリを利用できます。

本アプリのアイコンと、Windows標準のサウンドアイコンが一緒で見にくい

この設定は、Windows10までです。Windows11ではWi-Fiボタンと一緒になってしまい、非表示できなくなりました。

タスクバーの右クリック→タスクバーの設定をクリックします。通知領域の「システムアイコンのオン/オフの切り替え」をクリックします。

通知領域 「システムアイコンのオン/オフの切り替え」

「音量」を探してオフにします。

システムアイコンのオン/オフの切り替え 音量をオフにする

音量の調整

EarTrumpetアイコンをクリックします。

音量を調節できるポップアップが表示されます。スライダー(バー)を動かして音量を調整します。一番上がオーディオ出力デバイス全体の音量で、その下がアプリごとの音量調節バーです。

EarTrumpetの音量ミキサーのポップアップ画面

動画を貼っておきます。スライダーを動かすことで、音量調節できます。

アプリアイコンをクリックすることで、瞬時にミュート切り替えできます。音量を一時的に0にしたい場合は、スライダーを動かすよりもミュートした方が早いです。

アプリアイコンをクリックすると、ミュートする

オーディオ出力デバイス横の「∧」アイコンをクリックすることで、全てのオーディオ出力デバイスの音量を調節できます。

全てのオーディオ出力デバイス画面

オーディオ出力デバイスを変更したい場合は、右クリックから選択できます。

EarTrumpetの右クリックメニュー

Windows標準の音量ミキサー、サウンドの設定へのショートカットも用意されています。

Windowsの機能 EarTrumpet経由で、Windowsの音量設定を開ける

タスクバーアイコン上でホイール回転すると音量調節できる

タスクトレイにあるEarTrumpetアイコンの上にマウスを乗せて、ホイールを上下回転すると全体音量を調節できます。調整中は、小さくポップアップで何%か表示されます。瞬時に音量を調節したい時に便利です。

EarTrumpetアイコン上で、マウスホイール回転して音量調節しているGIF画像

設定

タスクバーアイコンを右クリック→設定をクリックします。「一般」をクリックします。

EarTrumpet設定画面

設定画面が開きます。

EarTrumpet設定 ショートカット

ショートカット

ショートカットの設定ができます。例として、「タスクバーのポップアップを開く」をCtrl+Shift+Aにしてみました。

EarTrumpet設定 ショートカット タスクバーのポップアップを開く

Ctrl+Shift+Aを押すと、音量調整のポップアップが開きます。フルスクリーンでゲームしている時に便利そうです。

2番目の「音量ミキサーを開く」は、以下のような全部の音量調節画面が表示されます。一括で設定したい場合は、こちらのほうにショートカットキーを割り当てるといいかもしれません。

EarTrumpet音量ミキサー 出力デバイスを全て表示したポップアップ画面

以前の設定

タスクトレイのアイコンを変更できます。

EarTrumpet設定 以前の設定

「以前のEarTrumpetアイコンを使用」をオンにすると、トランペット型のアイコンになります。Windows標準の音量アイコンの方が馴染みがあると思うので、オフがおすすめです。

「以前のEarTrumpetアイコンを使用」をオンオフした比較画像

感想

以上、アプリごとの音量を簡単に調節できるソフト「EarTrumpet」についてでした。

常駐するタイプのフリーソフトなのに、それを匂わせないWindows標準っぽいデザインなのが好きです。外部のフリーソフトが沢山タスクトレイに表示されているだけで、気持ち的に少し嫌ですもんね。標準の音量アイコンだと、違和感なく利用できます。

2021年9月26日ソフト