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参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

【ビデオエディター】手軽な編集ができるWindows標準動画編集ソフト

2021年10月26日ソフト

Windowsビデオエディターのアイコン

この記事では、Windows11に標準でインストールされている動画編集ソフト「ビデオエディター」の使い方について書きます。

気軽な動画編集がしたい初心者さん向けのソフトです。

ビデオエディターのスクリーンショット

Windows11で初期インストールされている動画編集ソフトです。

動画の結合、分割、モーション、字幕テキスト、フィルター、再生速度の変更、タイトルカードの追加、回転、BGMの追加などができます。

印象としては、パソコン初心者~中級者向けの基本的な動画編集ができるソフトといった感じです。動画の不要な部分を切り取り(トリミング)して、他の動画と結合するといった初歩的な編集ができます。

Windows11標準のソフトなので、デザインがモダンなのも良い点です。動画をドラッグ&ドロップで追加、プレビューを確認しながら編集できる点など直感的に操作できます。

動画編集の上級者さんになると物足りなくなるのでしょうが、初心者~中級者さんにはおすすめです。初期インストールされているので、ダウンロードする作業がないのもいいところですね。

正確には、フォトアプリの中に内蔵されている機能の1つです。

一昔前はムービーメーカーが主流でしたが、2021年12月現在、日本語版ムービーメーカーはサポートを終了しています。US版のムービーメーカーをダウンロードして利用する方法はあるのですが、どうせなら新しいビデオエディターに乗り換えることをおすすめします。

実際に動画の追加~テキストの挿入までした動画を貼っておきます。

リリース元:Microsoft

起動~動画の取り込み

Windows11に初期インストールされているので、特別何かダウンロードする必要はありません。

スタートメニューの中から「ビデオエディター」をクリックします。

スタートメニューから起動

スタートメニューにビデオエディターがないという場合があるようです。

その場合は、代わりにフォトを起動します。

フォトを起動したら、右上のケバブメニュー(三点ボタン)→新着→新しいビデオプロジェクトをクリックします。

フォト 新着

ビデオエディターが起動します。

メイン画面が表示されるので、ここから作業していきます。

動画の取り込み方法

まずはビデオプロジェクトクトと呼ばれる編集する場所を作成します。「新しいビデオ プロジェクト」をクリックします。

ビデオエディターへようこそ! 新しいビデオプロジェクト

プロジェクトの名前を決めます。動画が増えてくと、どれがどれだか分からなくなるので管理しやすい名前にしましょう。

ビデオの名前を指定
メモ

プロジェクトは、1度作成するとビデオエディター内に残って、元動画を削除しない限りはいつでも編集を再開できます。セーブ機能というとイメージしやすいかもしれません。

マイビデオ プロジェクト

プロジェクトが不要になった場合は削除できます。

プロジェクトが作成できたら、動画を取り込んでいきます。「プロジェクトライブラリが空です」の部分に動画をドラッグ&ドロップします。

動画をドラッグ&ドロップしてライブラリに追加

動画がプロジェクトに取り込まれます。

途中で新しく動画を追加したい場合は、「追加」をクリックして選択するか、動画をドラッグ&ドロップして追加できます。

使い方

ビデオエディターには、プロジェクトライブラリとストーリーボードと呼ばれるものがあります。まずプロジェクトライブラリに動画を取り込んで、そのあとストーリーボードで編集していく形になります。

動画を取り込んだら、画面下部のストーリーボードと呼ばれるところにマウスでドラッグ&ドロップすることで、動画が追加されます。

ストーリーボードに動画を追加

編集は大きく8つのことができます。

編集メニュー
編集項目説明
タイトルカードの追加動画の間に文字を挿入
(例:「2021.10.26 運動会」みたいな感じでタイトルを挿入できる)
トリミング動画の切り取り。不要な部分の削除
分割動画の分割(例:10秒の動画を4秒と6秒に分ける)
テキスト字幕の挿入
3D効果特殊効果(3D)の挿入
フィルター動画全体にフィルターを適用(例:モノクロやセピアなど)
速度再生速度を変更(最低で0.02倍速、最高で64倍速)
回転動画の回転(例:スマホで撮影した縦動画を横動画にする)

とりあえずこれだけ覚えておけばOK!ってのは、分割、テキスト、速度の3つです。

3D効果やフィルターは、うまく活用すると動画の印象をガラッと変えれますが、慣れるまでは難しいです。

タイトルカードの追加

冒頭にタイトルをつけることができ、何の動画か一目でわかるようになります。

子供の運動会なら「2020年 小学6年生 運動会」みたいな感じで、この動画は「何の動画か?」が一目で分かるようになります。

タイトルカードの追加→追加されたストーリーを右クリック→編集→テキストをクリックします。

右クリック→編集→テキスト

あらかじめ、いくつかのアニメーションが用意されているので、好きなものを選びます。

個人的には派手な「ジョイ」、上品な「スイート」、シンプルな「映画」の3つが好きでした。運動会などの思い出動画は、シンプルな「映画」がいいかもしれません。

その下のレイアウトで、上下左右どこに配置するのかを選びます。

同じように、追加されたストーリーを右クリック→編集→背景から、テキストの背景色を選択できます。初期は、ちょっと味気ないので好きな色にしてみましょう。

テキスト背景色の変更

テキストの表示時間を調整したい場合は、右クリック→期間をクリックします。

タイトルカードの右クリックメニュー

表示される時間の間隔を指定できるので好きな秒数に設定しましょう。

これが表示される時間を変更してください

分割

僕が一番使っている機能です。1つの動画を分割できます。

分割単体だと使い物になりませんが、分割することで可能になる操作がとても便利です。例えば、いらない部分を分割して削除したり、ある地点からある地点までの速度を変更したい時などに活躍します。

分割をクリックすると、動画の編集画面が表示されるので、プレビューで確認しながら分割したい箇所を選択します。選択できたら完了をクリックします。

分割したい場所を選択

動画が分割されました。これで、片方を削除しても片方が消えることはありません。

動画が分割される

再生バーを動かしながら分割できるのが便利ですね。

フィルター

動画全体に、フィルターと呼ばれる効果を取り込めれます。フィルターをかけることで、雰囲気をぐっと変えることができます。

思い出用の動画は、むやみに加工するとイメージが崩れるかもしれないので気を付けてください。映画風やPV風な動画を作成する時には便利です。

フィルター

モーション

動画に動きをつけれます。

分割機能とセットに使うことで、このシーンからこのシーンにかけて、ズームするといった使い方ができます。

動画全体にモーションをかけるのは珍しいと思うので、分割で動画を区切ってから使いましょう。

モーション

動画の保存

動画の編集が終わったら、忘れずに動画を保存しなければいけません。

エクスポートと呼ばれる動画の出力作業をしていきます。右上の「ビデオの完了」をクリックします。

ビデオの完了

ビデオの画質は、よっぽどのことがない限りは、1080pがおすすめです。

1080pは用意されてる画質のオプションの中で一番高画質です。高画質に越したことはありません。

その他のオプションもそのままでいいと思います。もし、完成したビデオにノイズなどが走る場合はチェックを外します。準備ができたら、エクスポートをクリックします。

ビデオの画質を選択 1080pがおすすめ

動画が保存されます。

おすすめショートカットキー

ビデオエディターをさらに使いこなしたい場合は、ショートカットキーがおすすめです。

項目ショートカットキー
再生・停止space
コピーCtrl+C
切り取りCtrl+X
貼り付けCtrl+V
削除Delete
全選択Ctrl+A
複数動画選択Ctrl+マウス選択

特にCtrlを使ったキーをよく使います。まずは、コピーと貼り付けあたりから使ってみてください。

Windows11で使えるショートカットキーについては、以下の記事に書いてあります。気になった方は、合わせて見てみてみてください。

感想

ムービーメーカーに今まで慣れすぎていて、「ビデオエディター?そんなもん知らない!」状態だったのですが、いざ使ってみると思った以上に便利でした。

初心者でも分かりやすい直感的な操作で簡単に動画編集ができます。ムービーメーカーの機能をほとんど使えるのに、デザインは進化している点がいいですね。操作しやすいです。

あくまで初心者用なので、本格的な動画編集をしたい方やパソコン中級者以上の方には向きません。

2021年10月26日ソフト