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【Vivaldi Social】MastodonベースのSNSの登録・使い方

2022年11月18日Vivaldi Social

「Vivaldi Social」のアイコン

この記事では、2022年11月に開始された「Mastodon(分散型SNS)」ベースのSNS「Vivaldi Socialヴィヴァルディ・ソーシャル」への登録方法・および簡単な使い方について書きます。

「Vivaldi Social」のスクリーンショット

2022年11月に、Vivaldi(ヴィヴァルディ)が「Vivaldi Social」を立ち上げました(参考記事)。「Twitter」や「Instagram」といったSNSを、Vivaldiブラウザも始めたってことですね。

簡単な特徴を書いておきます。

  • Twitterみたいにつぶやける。Twitterでいう「いいね」や「リツイート」などの機能がある
  • Vivaldiユーザーと繋がりやすい
  • Vivaldi SocialじゃないMastodon(マストドン)ユーザーとも繋がれる

「Mastodon(マストドン)」というのがベースになっていて、「分散型SNS」と呼ばれています。「Mastodon」自体は、だいぶ前からありました。そこにVivaldiが参入したという形です。

Vivaldiアカウントを持っていれば、誰でも無料で参加できます。新しく専用のアカウントが必要というわけではありません。

Vivaldユーザーであれば、すぐに始められるってだけで、Vivaldiを今まで使ったことがない方でも、もちろん加入できます。Vivaldi縛りなどはありません。Chromeを使っていて、SNSはVivaldi Socialを使っても、全然OKです。

アカウントはオンライン上で作成できるので、Vivaldiブラウザをインストールする必要もありません。

操作方法はTwitterと似ているので、Twitterユーザーであれば問題なく利用できると思います。

本記事は、「Vivaldi Social」だけでなく、「Mastodon」自体が初めてな方向けです。ある程度知っている方や、PC上級者さんには、参考にならないと思います。

初心者さんは、「宇宙」をイメージすると、分かりやすいかもしれません。僕も「宇宙」っぽいって言われて、「あぁなるほど」と思いました。

マストドンという「宇宙」があって、その中に、色々な「星(惑星)」があるってイメージです。今までも無数のジャンルの星があって、今回、Vivaldi星(Vivaldi Social)が新しく誕生したって感じです。

「Mastodon」の構造をイメージした画像(いらすとやの画像素材で作成)

この惑星のことを、「サーバー(旧名:インスタンス)」と呼びます。惑星は、分かりやすいように僕が言っているだけであり、正式名称ではありません。

2019年までは「インスタンス」と呼ばれていましたが、それ以降、「サーバー」という名前に変更されました。(参考リンク

2022年11月現在も「インスタンス」という名称をよく目にしますが、正式名称は「サーバー」です。

「Vivaldi Social」も数あるサーバーの1つです。それぞれの惑星(サーバー)には、住人(ユーザー)がいます。

同じ星の人とは、繋がりやすいです。「ローカル」と呼ばれる項目があり、そこをクリックすると、同じ「Vivaldi Social」惑星に住んでいるユーザーの投稿(トゥート)を見れます。

一方で、マストドンの宇宙内にある他の惑星の人と繋がることも可能です。マストドンユーザーであれば、誰でも交流できます。

これが分散型SNSの特徴です。

「Twitter」や「Instagram」などは、中央集権型SNSと呼ばれていて、別のSNSに移動しようと思ったら、アカウントを新規作成しないといけません。マストドンであれば、「Vivaldi Social」という枠から外れても、同じ宇宙内であれば、好きなようにつながれます。

中央集権型SNSだと、運営が「こういうルールにする!」って言った時、それに従うかそのSNS自体をやめるしかありません。

分散型SNSだと、運営(1つのサーバー)がルール変更して、気に食わなかったら、同じMastodonの別サーバーに移動するという選択肢があります。ベースはMastodonなので、UIや操作性は同じです。

自分が運営者になるという選択肢もあります。これが、従来SNSとの違いかなと思います。

アクセス方法

以下のリンクからアクセスできます。

「ログイン」をクリックします。

「Vivaldi Social」にログインする手順画像1

他の投稿を見るだけなら、アカウントを持っていなくても利用できます。Twitterみたいに「いいね」したり、自分が投稿したい場合は、アカウントが必要です。

Vivaldiのログイン画面が表示されます。自身のVivaldiアカウント名、パスワードを入力します。まだ持っていない方は、「Create Account」から作成できます。メールアドレス、16歳以上であれば作成できます。

「Vivaldi Social」にログインする手順画像2

Vivaldiアカウントを作成することで、以下の特典を利用できます。

  • 同期機能の利用
  • Vivaldiフォーラムへの書き込み
  • 「vivaldi.net」でブログ公開
  • 「〇〇@vivaldi.net」アドレスでメール利用
  • Vivaldiテーマストアへのテーマアップロード
  • Vivaldi Socialの利用

Vivaldiブラウザを使っている方は、作成しておいて損はないかなと思います。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

ログインすると、自動的に日本語になります。最初は、おすすめユーザーが表示されるので、フォローしたい人の「+」をクリックします。

「Vivaldi Social」の初回チュートリアル画面1

「完了」をクリックします。

「Vivaldi Social」の初回チュートリアル画面2

ブラウザ通知を許可するかどうかポップアップが表示されます。許可してもいい場合は、「許可」をクリックします。後から変更できます。

「Vivaldi Social」の初回チュートリアル画面3

登録・初回設定は以上です。あとは自由にSNSを利用できます。

Vivaldi5.6(2022年12月7日公開)以降、デフォルトでパネルに「Vivaldi Social」が登録されています。

パネルで「Vivaldi Social」を開いたスクリーンショット

使い方

トゥート(投稿)する方法

「Vivaldi Social(ベースになっているマストドン)」では、投稿することを「トゥート」と呼びます。Twitterのように「ツイート」ではありません。

左側サイドバーにツイート投稿画面があります。ここに好きな文章を入力します。絵文字や画像も挿入できます。Twitterと違って、文字数は最大500文字と多めです。

「Vivaldi Social」でトゥートする手順画像1

「🌏」アイコンから、公開範囲を設定できます。

「Vivaldi Social」でトゥートする手順画像2

以下のような違い・性質があります。デフォルトの投稿設定は、公開(🌏)になっています。設定から変更できます。

公開(🌏)誰でも見れる。連合・ローカルタイムラインにも表示される。
未収載(🔓)誰でも見れるが、連合・ローカルタイムラインには表示されない。その人のプロフィールページにいって初めて閲覧できる。
フォロワーのみ(🔒)フォロワーだけ閲覧できる。連合・ローカルタイムラインには表示されない。フォロワーのホームタイムラインには表示される。後からフォローした場合でも、過去の「フォロワーのみ」トゥートを閲覧できる。
指定された相手のみ(🖂)書き込んだIDの人だけが閲覧できる。

不特定多数に見せたい場合は、「🌏公開」にします。連合やローカルタイムラインに公開するほどじゃないけど、ちょっとコレ呟きたいなぁって時は、未収載(みしゅうさい)がおすすめです。

言語設定は、日本語で書いたトゥートの場合、「日本語(Japanese)」にします。

「Vivaldi Social」でトゥートする手順画像3

でないと、英語圏に日本語トゥートを表示させてしまい、迷惑をかけるかもしれません。デフォルトの言語は、設定から変更できます。一度設定しておけば、わざわざ毎回設定する必要がありません。

書き込めたら、「投稿!」をクリックします。中央に表示されている「ホームタイムライン」にトゥートが表示されます。

「Vivaldi Social」でトゥートしたスクリーンショット

トゥート下にある各ボタンの名称

Twitterと若干名称が異なる部分があります。機能自体は一緒です。

トゥートの各種ボタンの名称画像1
Twitterでの名称Vivaldi Socialでの名称
ツイート(投稿)トゥート(投稿)
返信返信
リツイート(RT)ブースト
いいねお気に入り
ブックマークブックマーク
共有(シェア)共有(シェア)

リツイート→ブースト、いいね→お気に入りって感じですね。「★」を押したトゥートは、右側サイドバーの「お気に入り」から確認できます。

Twitterは、ブックマークするのに2ステップ必要ですが、Vivaldi Socialではワンクリックで可能です。

【余談】Twitterのブックマークをワンクリックで実行できる拡張機能

Twitter UI Customizer」と呼ばれるChrome拡張機能・Firefoxアドオンを利用することで、Twitterのツイート下に、「ブックマークに追加ボタン」を配置できます。

マストドンみたいにワンクリックでブックマークしたい方におすすめです。

「Twitter UI Customizer」のスクリーンショット

投稿下のミートボールメニュー(⋯)をクリックすると、リンクコピーや編集機能にアクセスできます。

トゥートの各種ボタンの名称画像2

投稿した内容を編集する方法

Twitterと違って、一度投稿した内容を編集できます。

編集したいトゥートのミートボールメニュー(⋯)→「編集」をクリックします。左側にテキストボックスが表示されるので、編集後の内容を入力します。画像添付も可能です。

「Vivaldi Social」でトゥートした内容を編集する手順画像

「変更を保存」をクリックします。

トゥートの内容が変更されます。右上の日時の横にアスタリスク(*)記号が表示されます。これで編集したと分かります。

「Vivaldi Social」でトゥートした内容を編集した画像1

投稿をクリックして詳細画面の日時をクリックすると、より具体的な編集履歴をチェックできます。項目をクリックすると、その時の内容を確認できます。

「Vivaldi Social」でトゥートした内容を編集した画像2

プロフィールページを開く方法

左側サイドバーの自身のアイコンをクリックすると、プロフィールページを開けます。

ユーザー名の下にIDが記載されています。僕の場合は、「@naporitan0sushi@vivaldi.net」です。このIDを利用して、他の惑星(サーバー)の住人と繋がることができます。

Twitterと同じでフォロー・フォロワー、自身が投稿したトゥートをチェックできます。

「Vivaldi Social」で自身のプロフィールページを開く手順画像

プロフィールの編集

プロフィールページの「プロフィールを編集」をクリックします。表示名やプロフィール(自己紹介文)を設定できます。

「Vivaldi Social」の設定画面:外観

自己紹介文にはリンクも配置できます。ちゃんとクリックで飛べました。

ナポリタン寿司の「Vivaldi Social」プロフィールページ画像1

「ディレクトリに掲載する」にチェックすることで、他の人のおすすめユーザー欄などに、自身のアカウントが表示されるようになります。多くの人と繋がりたい方は、チェックがおすすめです。

「プロフィール補足情報」で、最大4行までの表を作成できます。自身のサイトや好きな食べ物、生年月日など、何でも好きなように書いてOKです。

「Vivaldi Social」の設定画面:外観:プロフィール補足情報

表は、その人のプロフィールページから確認できます。自己紹介の下に表示されます。リンクも機能します。

ナポリタン寿司の「Vivaldi Social」プロフィールページ画像2

トゥート(投稿)をRSS購読する方法

プロフィールページのURLの末尾に「.rss」とつけることで、その人のフィードを作成できます。

通知をオフにしていても、その人がトゥートした時に、フィードリーダーにお知らせが届きます。「ナポ寿司が好きすぎる!投稿を、フィードで欠かさずチェックしたい!」という時に便利です。

「Vivaldi Social」をRSS購読する手順画像1

例えば、僕の場合、以下のようになります。プロフィールページのURL以外では動作しないので注意です。

https://social.vivaldi.net/@naporitan0sushi.rss

Enterで確定すると、RSS購読画面が表示されます。「購読」で登録できます。

「Vivaldi Social」をRSS購読する手順画像2

その人がトゥートしたら、フィードリーダーに内容が届きます。

「Vivaldi Social」をRSS購読する手順画像3

Vivaldiには標準でフィードリーダーを搭載しています。気になった方は、下記記事を参考にしてみてください。

お気に入り通知などをオフにする方法

デフォルトでは、全ての通知がオンになっています。トゥートにお気に入りされるだけで、Windowsの右下にポンッと通知が来ます。鬱陶しい場合は、オフにしましょう。

右側サイドバーの「通知」をクリックします。

「Vivaldi Social」の通知をオンオフする手順画像1

通知ページが表示されます。フォローやお気に入りされた時に表示されます。このページの上部にあるスライダーボタンをクリックします。

「Vivaldi Social」の通知をオンオフする手順画像2

メニューが展開するので、不要な通知をオフにします。

「Vivaldi Social」の通知をオンオフする手順画像3

ローカルで同じVivaldi Socialユーザーを探す

右側サイドバーの「ローカル」をクリックします。

ローカルタイムラインが表示されます。同じVivaldi Socialユーザーのトゥートが最新順で表示されます。日本語を選択している場合は、日本語のトゥートだけが表示されます。

「Vivaldi Social」のローカルスクリーンショット

上部のスライダーで、メディア(画像や動画)が含まれるトゥートだけに絞り込めます。

Vivaldiアカウントでログインできる「Vivaldi Social」だからこそ、Vivaldi関連のトゥートの割合が多いように感じました。

連合で別の惑星(サーバー)のユーザーを探す

右側サイドバーの「連合」をクリックします。

「Vivaldi Social」が知っている他のサーバーに住んでいる住人のトゥートが表示されます。ここでいう「知っている」ってのがどの範囲なのかは知りません。多分全サーバーが表示されているわけではありません。

誰がどのサーバーにいるのかは、ユーザーIDの中にある2つ目の「@」以降で確認できます。下記画像だと、「mastodon-japan.net」、「fedibird.com」、「mstdn.jp」が該当します。

「Vivaldi Social」の連合スクリーンショット

Vivaldiの場合は、「vivaldi.net」です。これがサーバー名=惑星の名前ってことですね。

ユーザーを検索する方法

左上の検索ボックスを利用します。フォローしたい方のID名を入力します。サーバー名も入っていてOKです。

「Vivaldi Social」でユーザーを検索する手順画像1

候補に表示されるので、フォローボタンをクリックします。これで、別のサーバーの方と繋がれました。

「Vivaldi Social」でユーザーを検索する手順画像2

初めてダイレクトメッセージを送りたい場合は、その方のプロフィールページ→ケバブメニュー(︙)→「〇〇にダイレクトメッセージ」をクリックします。

「Vivaldi Social」のプロフィールページにあるケバブメニュー画像

余談ですが、自分以外のプロフィールページには、メモを残すことができます。「この方、どういう人だっけ?」となるのを防止できます。

「すらーぷの妖精」のプロフィールページにメモを書いた画像

メモ内容は相手に通知されません。僕が実際にサブ垢を作って確かめました。メモの内容をスクショして相手に送らない限りは、ばれません。

設定

右サイドバーの「ユーザー設定」をクリックします。

外観(テーマ)

デフォルトではダークモードになっていますが、外観→サイトテーマから、ライトモードに変更できます。変更したら、忘れずに「変更を保存」ボタンをクリックします。

「Vivaldi Social」の設定画面:外観:サイトテーマ

ページがリロードして、テーマが適用されます。

「Vivaldi Social」をライトモードにした画像

外観(上級者向けUI)

Twitterの公式クライアントアプリ「TweetDeck(ツイートデック)」のように、カラム(列)表示にすることもできます。外観の「上級者向けUIを有効にする」にチェックを入れて保存します。

「Vivaldi Social」の設定画面:外観:上級者向けUI

ホームに戻ると、1列ではなく、4列のカラム表示になります。

左からトゥート作成画面、ホームタイムライン、通知ページ、その他となっています。多分、列の並び替えはできないっぽいです。小さくてもいいから、沢山の情報を1ページに表示させたいという方におすすめです。

「Vivaldi Social」をカラム表示にしたスクリーンショット

外観(GIF、画像の切り抜き)

GIFを自動再生してほしい場合は、「アニメーションGIFを自動再生する」にチェックします。

デフォルトでは、タイムライン上の画像が、16:9の比率に切り抜かれるようになっています。嫌な場合は、「投稿の詳細以外では画像を16:9に切り抜く」のチェックを外します。

「Vivaldi Social」の設定画面:外観:投稿のレイアウト

これで画像が切り抜かれずに、全部表示されます。

「Vivaldi Social」のタイムライン上に表示される画像を見切れないように設定した比較画像

外観(トレンドタグのオンオフ)

「本日のトレンドタグを表示する」のチェックを外すことで、右側サイドバーの下に表示されるトレンドタグを非表示にできます。

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

その他(デフォルトの言語設定を日本語にする)

毎回トゥートする度に、日本語を選択するのがめんどくさい場合、設定からデフォルト言語を設定します。

ユーザー設定→「その他」をクリックします。デフォルトの投稿設定にある「投稿する言語」を「日本語」、あるいは「UIの表示言語」にします。表示する言語の「日本語」にチェックします。もし、英語のトゥートも見たい場合は、「English」にもチェックします。

「Vivaldi Social」の設定画面:その他:デフォルトの投稿設定

これで、デフォルトの投稿が日本語になります。

フィルター(不快なキーワードをブロック)

Twitterのミュート機能と同じで、特定の単語が含まれるトゥートをタイムラインに表示させないようにできます。

フィルター→「新規フィルターを作成」をクリックします。設定画面が表示されるので登録します。

「Vivaldi Social」の設定画面:フィルター

タイトルで好きな名前を決めます。有効期限は解除するまでの「無制限」でいいと思います。

除外対象で、どの場所をブロックするか決められます。Twitterよりも高度な感じがしますね。

フィルターアクションで、表示を選択できます。「警告付きで隠す」にすると、下記画像のように警告メッセージでブロックされます。警告すら不要という場合は、「完全に隠す」にします。

特定のキーワードをミュートした画像

僕が検証した結果、以下のようになりました。正確にマッチする単語じゃないとブロックされないようです。

「ナポリタン寿司嫌い」を登録した場合
ナポリタン寿司嫌いブロックされる
ナポリタン寿司、テスト文章、嫌いブロックされない

1つのフィルター内に複数キーワードを設定できます。

感想

以上、MastodonベースのSNS「Vivaldi Socialヴィヴァルディ・ソーシャル」の登録方法・使い方についてでした。

これからどのように進化するのか楽しみです。

2022年11月18日Vivaldi Social