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【Chrome】グローバルメディアコントロールを無効化する方法

Google Chrome

「Google Chrome」のアイコン画像

この記事では、WindowsのPCの「Google Chrome」ブラウザのタブで、動画や音楽を再生している時、右上に表示されるコントロールメニューを、非表示(無効化)する方法を書きます。

【Chrome】グローバルメディアコントロールを無効化する方法

「Google Chrome」ブラウザのショートカットアイコンのプロパティを開いて、「リンク先」の末尾に、半角空白と「--disable-features=GlobalMediaControls」の起動オプションを書き込むことで、グローバルメディアコントロールを無効化できます。

「グローバルメディアコントロール」とは、「YouTube」などで動画を再生している時、右上に表示される「「Chrome」の「グローバルメディアコントロール」ボタン画像」ボタンと、クリックした時のメニューのことです。メニュー内に、再生しているメディアがリスト形式で表示されます。

「Google Chrome」のグローバルメディアコントロール画像

音が流れているタブがバッググラウンドになっていても、このボタンを押して、再生・一時停止、前へ・次へ…といったメディア操作ができます。

個人的には、とても便利な機能だと思います。僕がメインで使っている「Vivaldi」ブラウザにも、搭載してほしいくらいです。

人によっては、不要かもしれません。調べてみたところ、以前は試験運用ページの「chrome://flags/#global-media-controls-cast-start-stop」から無効化できていたようです。

「Google Chrome」の試験運用ページから「グローバルメディアコントロール」を無効化する手順画像

しかし、2023年12月現在、上記方法を試しても、無効になりませんでした。恐らく、このページからのフラグは、削除されたんだと思います。別の方法を探してみると、現在でも使える方法があったので記事にします。以下のサイトを参考にさせていただきました。

参考:Enable or Disable Global Media Controls in Google Chrome | Tutorials

今回に限らず、Chromeブラウザの試験運用機能や、起動オプションを使った方法は、アップデートにより、使えなくなる可能性があります。万能というわけではありません。皆さんが当記事を見た時、既に使えなくなっていた場合は、すみません。

右上の音楽メニューを無効化する手順

「Chrome」のショートカットにコマンド(起動オプション)を書き込むことで、グローバルメディアコントロールを無効化できます。

いつも起動している「Chrome」のショートカットアイコンを右クリックします。「プロパティ」をクリックします。

「Google Chrome」の起動オプションを使って、「グローバルメディアコントロール」を無効化する手順画像1

恐らく、大半の方は、デスクトップに配置していると思います。配置していない方は、「Chrome」の実行ファイル(C:\Program Files\Google\Chrome\Application)を右クリック→「ショートカットの作成」をクリックして作成します。

スタートアップフォルダーに登録している場合は、そのフォルダーを開いて、配置している「Chrome」のショートカットアイコンをカスタマイズします。

右クリックに「プロパティ」がない場合

Windows11を使っている方で、ショートカットアイコンを右クリックしても、「プロパティ」が出てこない場合、Shiftキーを押しながら、右クリックするか、通常の右クリック→「その他のオプションを確認」をクリックします。

全ての項目が表示された旧コンテキストメニューが表示されます。この中には、さすがに「プロパティ」があると思います。

「Google Chrome」の起動オプションを使って、「グローバルメディアコントロール」を無効化する手順画像2

プロパティを開いたら、「ショートカット」タブになっていることを確認します。なっていない場合は、「ショートカット」タブにします。

リンク先の末尾(最後)に、半角空白を入れて、「--disable-features=GlobalMediaControls」と書き込みます。

--disable-features=GlobalMediaControls

「リンク先」の下にある「作業フォルダー」ではないので、間違えないよう注意です。書き込む場所は、「リンク先」です。

既に「"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"」といった文字列が記載されていますが、消さずに、半角空白を入れて、追加で書き込みます。

僕の場合、完成形態は以下になります。元々書かれている部分は、「Chrome」をインストールしている場所によって変わってくるので、人によっては違います。

"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --disable-features=GlobalMediaControls

書き込めたら、「適用」→「OK」を押します。

「Google Chrome」の起動オプションを使って、「グローバルメディアコントロール」を無効化する手順画像4

起動オプションを書き込んだ「Chrome」のショートカットアイコンを、ダブルクリックして起動します。既に「Chrome」を起動している場合は、一度完全に終了してから、開きます。

「Google Chrome」の起動オプションを使って、「グローバルメディアコントロール」を無効化する手順画像5

ショートカットアイコンを複数作成していて、起動オプションを書き込んでいないほうのショートカットアイコンで起動した場合、グローバルメディアコントロールが無効にならないので注意です。起動オプションは、そのアイコン経由で起動した時に発動します。

起動できたら、適当に「YouTube」などで動画・音楽を再生します。右上に「グローバルメディアコントロール」アイコンが表示されなくなります。アイコンが表示されないので、あのメニューも開けません。無効化した状態です。

「Google Chrome」の起動オプションを使って、「グローバルメディアコントロール」を無効化する手順画像6

グローバルメディアコントロールを有効に戻す手順

「やっぱり表示させたい!」という場合は、書き込んだ起動オプションを削除します。半角空白と「--disable-features=GlobalMediaControls」の部分です。元々書かれていた部分は消さないよう注意です。

「Google Chrome」の「グローバルメディアコントロール」を有効化する手順画像

タブにマウスを乗せた時の情報を非表示にする方法の紹介

「Chrome」のタブにマウスを置いた時表示される「メモリ使用量」や、プレビュー画像を非表示にする記事も書いています。気になった方は、参考にしてみてください。

感想

以上、WindowsのPCの「Google Chrome」ブラウザで、動画や音楽のメディアを操作できる「グローバルメディアコントロール」機能を無効化する方法でした。

2023年12月時点では、試験運用ページ(chrome://flags/#global-media-controls-cast-start-stop)でオンオフできませんでしたが、アップデートなどにより、また使える時がくるかもしれません。

もしそうなった時、「あれ?やっぱり元に戻したいから、起動オプションを削除したんだけど、まだ無効化されたまんまなんだけど…?」と慌てないように注意です。試験運用ページの項目も合わせて確認しましょう。

Google Chrome