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参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

Vivaldiウェブメールの使い方。メールアプリに登録する方法

2021年9月4日Vivaldi

「Vivaldiウェブメール」のアイコン

この記事では、Vivaldiブラウザが提供しているメールアカウント「Vivaldiメール」の使い方・メールアプリに登録する方法について書きます。

Vivaldiアカウント」を作成することで、無料で「ユーザー名@vivaldi.net」のメールアドレスを取得できます。

Vivaldiウェブメールのスクリーンショット

Vivaldiウェブメールとは、Vivaldiアカウントを作成することで取得できるフリーメールのことです。「@vivaldi.net」というドメイン名になっています。

Gmail」や「Yahoo!メール」など、他のフリーメールと同様に、ブラウザ上でメールの受信・送信ができます。広告が一切表示されない無料のウェブメールです。Vivaldiのメールクライアントや、Windows10、11のメールアプリに登録できます。

以下のような機能を利用できます。

  • メールの送受信
  • 画像・ファイルの添付
  • 下書きの自動保存機能
  • 迷惑メール機能
  • 印刷
  • メールのインポート、エクスポート機能
  • 連絡先の作成・管理
  • フラグ機能
  • カレンダー機能
  • 並べ替え(受信日、送信日、件名、発信者、宛先など)
  • 絞り込み(日付で範囲指定、フラグ付き、添付ファイルの有無など)

ウェブサイト上で動作するので、ブックマーク(ニックネーム)、ウェブパネル、PWAなどに登録できます。

Gmailだと下記画像のように「プロモーション」タブに、広告が表示されます。広告ブロッカーを使うことで非表示にできますが、Vivaldiメールだと、そもそも表示されません。

Gmailのプロモーション画面のスクリーンショット

2022年11月現在まで、ずっと利用していますが、一言で言うなら「Vivaldiが好きな方におすすめ」です。

Gmailでできることは、Vivaldiメールでもできるという印象です。良く言えば「完成度が高いメールサービス」、悪く言えば、「他メールサービスからわざわざ移行するほどの特徴・差別化機能はない」です。

むしろ、Vivaldiウェブメールにすることで困ることもあります。例えば、サービスによっては、メールアドレスとして登録できないという点です。

2022年11月現在、Microsoftのアカウントには、Vivaldiメールを登録できません。「職場や学校の~~」とエラーが出てしまいます。職場や学校のアドレスじゃないのにです。マイナーなアドレスが故に、対応していないんだと思います。

Microsoftのエイリアスの追加画面

基本的には登録できるけど、ごくまれに登録できないサービスがあるかもしれません。

余談ですが、Vivaldi公式に面白いことが書かれていたので、引用させていただきます。

Gmailをご利用の場合(古い習慣を断ち切る絶好のチャンス!)は、Vivaldiメールベータ版とVivaldiカレンダーベータ版から、こちらのオプションを使ってGoogleアカウントにログインできます。

Vivaldi 4.0をリリース:待望の翻訳機能を搭載し、ベータ版としてメール・カレンダー・フィードリーダーを公開 | Vivaldi Browser

「Gmailをご利用の場合~」の後に、「古い習慣を断ち切る絶好のチャンス」って書かれていました。挑戦的なメッセージですね(笑)

Vivaldiウェブメールの利用方法

Vivaldiアカウントを作成すると、自動で「ユーザー名@vivaldi.net」のメールアドレスが利用できるようになります。年齢は16歳以上じゃないとダメらしいです。

本記事は、既にアカウントを作成している前提です。まだ作成していないという方は、以下の記事を参考にしてみてください。

5分もあれば、作成できるかなと思います。

Vivaldiアカウント作成画面

アカウントを作成することで、メールだけでなく、同期、フォーラム投稿機能が利用できるようになります。特に、スマホとPC間のデータ(ブックマーク、パスワード、メモ、履歴など)の同期が便利です。

使い方

以下のサイトからメールサイトにアクセスできます。

作成したVivaldiアカウントでログインします。

Vivaldiウェブメールのログイン画面

メイン画面

以下のような画面構成になっています。左側サイドバーに、それぞれの機能にアクセスするボタンが配置されています。受信トレイを選択した場合、右に右に階層が深くなって表示されます。受信トレイ→メール一覧→本文といった感じです。

Vivaldiウェブメールのメイン画面

初期では、英語になっているかもしれません。設定から、日本語化できます。(詳しくはこちら

新規作成(メールの送信)

左側のメニューの新規作成ボタンからメールを送信できます。他のメールアプリと操作や外観が違うということもなく、直感的な操作で送信できます。

発信者自分のメールアドレスが表示されている
宛先相手のメールアドレス
件名タイトル
内容内容を入力
オプションと添付ファイル画像などを添付できる
Vivaldiウェブメールの新規作成画面1

連絡先に登録しておくと、次回から入力する手間が省けます。

あまり使う機会はないかもしれませんが、スペルチェックもできます。日本語の場合は使えないのですが、英語だと正しい英単語を表示してくれます。

例えば、「appple」と間違った単語を入力していると、「apple」という正しいスペルが候補として表示されます。英語をよく使う人には便利かもしれません。

Vivaldiウェブメールの新規作成画面2(スペルチェック)

途中でメール作成を中断した場合でも、下書きとして保存されているので安心です。下書きを自動保存する間隔は、設定→メッセージの作成から変更できます。

Vivaldiウェブメールの新規作成画面3(下書き保存)

送信したメールを、Gmailで確認してみます。ちゃんとプレビュー通りに送られています。

Vivaldiウェブメールで作成したテストメールをGmailで受信した画面

電子メール(受信)

左側メニューの電子メールで、受信したメールをチェックできます。メールは、一定時間ごとに自動で受信します。手動で受信する場合は、受信箱のメール一覧上の「再読み込み」をクリックします。

Vivaldiウェブメールで、メールを受信する手順画像1

画面右下に「新しいメッセージを確認中…」と表示されている間は、メールを受信しているので待ちます。

Vivaldiウェブメールで、メールを受信する手順画像2

自動受信間隔を変更したい場合は、設定→ユーザーインターフェース→「再表示(新しいメッセージの確認等)」から変更できます。デフォルトでは、5分に設定されています。5分でいいかなとは思います。

フラグを付ける&絞り込み検索

メールの上にマウスを置くと、旗マークが表示されます。クリックすることで、フラグを付けられます。フラグとは、目印とかお気に入りとかの意味です。再び確認するような重要なメールに付けておくといいかもしれません。

Vivaldiウェブメールで、メールにフラグを付ける手順画像1

フラグを付けたメールで、絞り込み検索できます。メール一覧の上の矢印ボタン(⌃)をクリックします。絞り込みのオプションが表示されるので、「種類」を「フラグ付き」にします。

Vivaldiウェブメールで、メールにフラグを付ける手順画像2

メール一覧に、フラグ付きのメールだけが表示されます。戻したい時は、検索窓の右側の「×」ボタンからリセットできます。

Vivaldiウェブメールで、フラグ付きメールだけに絞り込んだ画像

並べ替え

受信メール一覧の上部にある「オプション」から、メールリストを並べ替えられます。

Vivaldiウェブメールの「一覧のオプション」画面

以下の項目順に並べ替えられます。それぞれ昇順、降順にできます。

  • 受信日
  • 送信日
  • 件名
  • 発信者/宛先
  • 発信者
  • 宛先
  • 写し(Cc)
  • 大きさ

ショートカットキー

以下のショートカットキーが用意されています。もしかしたら、これ以外にもあるかもしれません。

メールパネルを開くCtrl+Shift+M
返信R
スレッド型ビューT
転送F
現在のメールを既読にして次の未読へG
既読にするK
送信者ビューを有効にするE
スレッドを既読にするM
削除Delete
複数メール選択Ctrl+マウス選択
最初に選んだメールと、最後に選んだメールの間にあるメール全選択Shift+マウス選択

設定

「ここだけ見ておけばいいでしょ」という項目に絞って書きます。

日本語化

僕の場合、デフォルトの言語が英語になっていました。Vivaldiウェブメールが登場した時で、日本まで手が回っていなかったのかもしれません。現在では、ちゃんと日本語になっているのですかねー。

英語になっている場合は、設定から日本語に変更できます。

左側の「Setting」→「Preferences」→「User InterfaceのLanguage」を「Japanese(日本語)」にします。変更したら、忘れずに下部にある「Save」をクリックします。

Vivaldiウェブメールで、言語を日本語にする手順画像

ユーザーインターフェース

タイムゾーンを「アジア/東京」にしておくといいかもしれません。別に変更しなくても自動識別してくれるそうなので、大丈夫だとは思います。

Vivaldiウェブメールの設定:ユーザーインターフェース

その他にも、時刻の書式などを設定できます。自分好みのものに変更してみましょう。

Vivaldiウェブメールの設定:ユーザーインターフェース(基本的な設定)

「Larry」というスキンに変更することもできます。僕はデフォルトの「Elastic」が好きでした。

「Elastic」スキンのスクリーンショット

受信箱

受信に関する設定ができます。目を通しておきたいのは、「新しいメッセージ」の部分です。

ここで通知に関する設定ができます。音楽を鳴らしたい場合は、「新しいメッセージが届くと音を再生」にチェックを入れます。自分で好きな音にすることはできません。

Vivaldiウェブメールの設定:受信箱

メッセージの作成

「メッセージの作成」にある「返信時の本文」で、引用元の挿入箇所を調整できます。

Vivaldiウェブメールの設定:メッセージの作成(返信時の本文)

通常だと、返信する際、以下のように今までのやりとりが引用文として上に挿入されます。その下にメッセージを書いていくという流れです。この見た目に慣れない方は、変更してみましょう。

Vivaldiウェブメールの引用文と本文の位置関係画像

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

フィルター

フィルターを作成できます。特定の差出人からのメールは、自動的に全部削除するといったことが可能です。

フィルターを機能を設定する手順画像1

フィルターをクリックして、上部にある「作成」をクリックします。

フィルターを機能を設定する手順画像2

特定の差出人からのメールを全部拒否したい場合は、以下のようにします。

フィルターを機能を設定する手順画像3
フィルター名好きな名前(例:迷惑メール[アドレス])
フィルターは有効オン
スコープ次の規則のいずれかに一致
規則発信者
含む
ブロックしたい相手のメールアドレス
操作メッセージを破棄
あるいは、メッセージを削除
あるいは、次にメッセージを移動(ゴミ箱に移動)

1人だけでなく、複数人に対応できるように「次の規則のいずれかに一致」にしています。ブロックしたい人が増えたら、その分規則を「+」で増やして書き込みます。

「保存」をクリックします。

保存した以降、指定したメールアドレスからのメールが届かなくなります。ただし、「メッセージを破棄」と「メッセージを削除」は注意が必要です。ゴミ箱にすら届かなくなります。目に入る前に、消えるので届いたかどうかも確認できません。

「次にメッセージを移動(ゴミ箱に移動)」にすると、受信トレイではなく、ゴミ箱に配置されるようになります。いちお嫌いなやつでも内容くらいは、ゴミ箱でチラ見したいという時に便利です。完全にブロックしたい場合は、「メッセージを削除」がおすすめです。

フィルターを機能を設定する手順画像4

便利なアクセス方法

ウェブサイトなので、ウェブパネル、ブックマーク、PWAといった方法を利用できます。自分が使いたい用途に応じて、設定してみましょう。

ウェブパネル

ウェブパネルと呼ばれる左右のサイドバーに好きなウェブサイトを表示する機能があります。「全然知らないんだけど?」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。

ウェブパネルに「Vivaldiメール」を登録しておくと、わざわざサイトを開かなくてもメールの確認・送信ができるようになります。他のサイトを見つつチェックする…といったことができます。

Vivaldiウェブメールを、右側パネルに登録したスクリーンショット

登録方法は簡単です。「Vivaldiメール」を開いて、そのままタブをパネルの部分にドラッグ&ドロップします。これで登録できます。

ウェブサイトをVivaldiのサイドバーに登録する手順画像

ブックマーク

Vivaldiメールにアクセスします。アドレスバー右側のブックマーク追加ボタンをクリックします。

Vivaldiウェブメールをブックマークに登録する手順画像1

名前と登録するフォルダーを確認して「完了」をクリックします。

Vivaldiウェブメールをブックマークに登録する手順画像2

頻繁にアクセスする方は、「ニックネーム」や「説明」に文字を登録しておくといいかもしれません。設定しておくと、次回以降、指定したニックネームをアドレスバーに入力することで、素早くブックマークを開けます。

ブックマークに登録されます。起動したい時にワンクリックで開けます。

スタートページにも追加できる

ウェブサイトなので、スタートページに登録することも可能です。

スタートページのスクリーンショット

スタートページのスピードダイヤルの登録方法については、下記記事を参考にしてみてください。

PWAを利用してアプリ化

2021年10月7日にアップデートした「Vivaldi4.3」で追加された新機能です。ウェブサイトを独立したアプリケーション風にできます。Vivaldiウェブメールも同じようにPWA化できます。

サイトにアクセスして、タブを右クリック→プログレッシブウェブアプリ→「ショートカットを作成」をクリックします。

VivaldiウェブメールをPWAにする手順画像1

「ウィンドウとして開く」にチェックを入れて、「作成」をクリックします。

VivaldiウェブメールをPWAにする手順画像2

Vivaldiウェブメールが、独立したアプリのように利用できます。

サイドバー、タブバー、アドレスバーなど不要なUIが非表示になるので、大画面で堪能できます。ブラウザをメインモニター、メール(PWA)をサイドモニターに配置するといったことも可能です。

VivaldiウェブメールをPWAにしたスクリーンショット

タスクバーアイコンの右クリックで、ピン留めもできます。

タスクバーアイコンの右クリックメニュー

メールアプリに登録する方法

Vivaldiウェブメールは、Vivaldiメールクライアント、Windowsのメールアプリ、Gmailなど、他のメールサービスに登録できます。例えば、アドレスはVivaldi(@vivaldi.net)なんだけど、Gmailで送受信ができます。

Vivaldiメールクライアントに登録する方法

これが一番オーソドックスでいいかもしれません。

設定を開きます。画面左上のVivaldiのアイコン→設定か、Ctrl+F12で開けます。一般→生産性機能の「メール、カレンダー、フィード機能を有効にする」にチェックが入っていることを確認します。入ってなかったら、チェックを入れます。

Vivaldi設定:一般 生産性機能

アカウントを登録していきます。設定→メールをクリックします。メールアカウントの下の「+」をクリックします。

Vivaldi設定:メール

Vivaldiウェブメールのアドレスをコピーします。Vivaldiメールの電子メールの上の方に表示されています。

Vivaldiウェブメールのアドレスを確認する手順画像

ブラウザの設定画面に戻って、コピーしたメールアドレスを貼り付けします。Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けです。「続ける」をクリックします。

Vivaldi内蔵のメールクライアントにウェブメールを登録する手順画像1

Vivaldiアカウントで作成したパスワードを入力します。12文字以上のパスワードなので、間違いがないように確実に入力します。入力できたら「サインイン」をクリックします。

Vivaldi内蔵のメールクライアントにウェブメールを登録する手順画像2

数秒待つとログインに成功するので、差出人の名前や署名設定を決めます。

デフォルトでは、「Vivaldiメールから送信されました。Vivaldiはvivaldi.comから無料ダウンロードできます。」と宣伝メッセージが設定されています。最初は消していましたが、最近はあえて、送信先の方に布教しようと思い、消さないようにしています。

ログインに成功しない場合は、パスワードが違うとかの案内が表示されると思うので、それに従ってみてください。パスワードを忘れた場合は、以下のサイトの「ログイン問題」という項目をチェックしてみてください。変更できます。

「続ける」をクリックします。

Vivaldi内蔵のメールクライアントにウェブメールを登録する手順画像3

登録完了しました。「×」で設定を閉じてOKです。

Vivaldi内蔵のメールクライアントにウェブメールを登録する手順画像4

メールが利用できるようになっているかパネルから確認してみます。パネルを開きます。(デフォルトだとF4

メールアイコンをクリックします。正常に、Vivaldiメールアカウントが追加されています。

Vivaldiメールアカウントが正常に登録されているかどうかをパネルから確認した画像

Windowsのメールアプリに登録する方法

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

Gmailに登録する方法

詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。

感想

以上、Vivaldiウェブメールの使い方、メールクライアントに登録する方法でした。

今の時代、LINEで済ますから、メールなんて使わないという方が多いかもしれません。だからこそ、気軽に無料利用できるメールアドレスが便利かもしれません。キャリアメールだと、利用料金がかかってしまいますもんね。

2021年9月4日Vivaldi