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【Google】検索結果をページネーション仕様に戻すスクリプト

2023年12月31日JavaScript

「Tampermonkey」のアイコン画像

この記事では、PCウェブサイト版「Google」の連続スクロールをオフにして、ページ番号をクリックして切り替える以前の仕様に戻すJavaScript「Restored Pagination for Google」について書きます。

ウェブサイトに「JavaScript」を適用できるChrome拡張機能・Firefoxアドオン「Tampermonkey(タンパーモンキー)」を利用します。

【Google】検索結果をページネーション仕様に戻すスクリプト

2022年12月頃、米国のGoogleで連続スクロール(Continuous Scroll)が実装されました。いつ日本に導入されたのかは分かりませんが、2023年12月時点で日本のGoogleにも導入されています。

検索結果を一番下までスクロールすると、自動的に続きの検索結果が展開されます。

PCウェブサイト版「Google」の検索結果に実装された連続スクロールを使っている画像1

連続スクロールが実装される前は、ページ下部に1、2、3…といったように数字が表示されていて、クリックすることで前/次の検索結果ページに切り替えられました。ページネーション仕様(ページ送り)です。

設定から連続スクロール機能をオフにしても、以前のようなページネーション仕様になりません。

「もっと見る」ボタンが表示されて、クリックすると下に検索結果の続きが表示されます。連続スクロール機能の手動バージョンという感じです。

PCウェブサイト版「Google」の検索結果に実装された連続スクロールを使っている画像2

本記事で紹介するスクリプトを導入することで、以前のようにページネーション機能を復活できます。数字が表示されて、クリックすると次のページに移動する…という感じです。

あくまで公式の機能ではなく、外部のスクリプトなので、うまく動作しなかったり、操作感が違ったりすると思いますが、どうしても以前のようなページ送りに戻したい方は、試す価値があるかもしれません。

任意のウェブサイトに自分で作成した「JavaScript」を実行できるChrome拡張機能「Tampermonkey(タンパーモンキー)」を利用します。(Firefoxはこちら)本拡張機能以外にも、「JavaScript」を実行できる拡張機能はいくつかあります。どれでもOKです。

リリース元:sp00n
記事執筆時のバージョン:0.2(2023年12月09日)

「Tampermonkey」のインストール方法

Chromeウェブストアから「Tampermonkey」をインストールします。

「Tampermonkey」拡張機能をインストールする手順画像1

Firefoxをご利用の方は、以下からインストールできます。

「拡張機能を追加」をクリックします。

「Tampermonkey」拡張機能をインストールする手順画像2

拡張機能のツールバー内に追加されればOKです。

「Tampermonkey」拡張機能をインストールする手順画像3

詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。本記事は、既にインストールして、ある程度使い方を知っている前提です。

スクリプトのインストール方法

以下のサイトからスクリプトをインストールできます。

コード画面が表示されます。コード画面右上の「Raw」ボタンを押します。

PCウェブサイト版「Google」の検索結果をページネーション仕様に戻す「Restored Pagination for Google」スクリプトのインストール手順画像1

「Tampermonkey」拡張機能を導入している場合は、自動的に「Tampermonkey」画面が表示されます。「インストール」をクリックします。下記画像は、僕が既に一度インストールしていたので、「再インストール」という表記になっています。

PCウェブサイト版「Google」の検索結果をページネーション仕様に戻す「Restored Pagination for Google」スクリプトのインストール手順画像2

Googleの検索結果をページネーション仕様に戻す手順

標準の連続スクロール機能はオフにしておく

スクリプトを導入するだけでなく、標準の連続スクロール機能を無効化します。無効化しないと、本スクリプトで追加したページネーション(番号)をクリックする前に、ページが読み込まれてしまい、うまくクリックできなくなります。

PCウェブサイト版「Google」の検索結果に実装された連続スクロールをオフにする手順画像

連続スクロールをオフにする方法は、以下の記事に詳しく書いています。

本スクリプトが動作しているか確認する

「Google」の検索結果にアクセスします。既に開いていた場合は、一度リロードします。確実なのはブラウザの再起動です。

試しに「Windows11」で試してみます。開けたら、インストールした「Tampermonkey」アイコンをクリックして、「Restored Pagination for Google」が有効になっていることを確認します。

「Restored Pagination for Google」スクリプトが有効になっているか確認する手順画像

ページを一番下までスクロールします。連続スクロールは無効化したと思うので、自動読み込みはされず、「もっと見る」ボタンが表示されます。これだけではなく、その下にページネーションが表示されます。

「Restored Pagination for Google」スクリプトを使って、Googleのページネーション機能を復元した画像1

見たいページ番号をクリックすると、ページがロードされて、前・次の検索結果ページが表示されます。現在見ているページは、他と文字色が異なります。下記画像では、2ページ目にいるということです。

「Restored Pagination for Google」スクリプトを使って、Googleのページネーション機能を復元した画像2

本スクリプトがどんな動きをしているか

URLを見てみると、本スクリプトがどのように疑似ページネーションを実装しているか確認できます。検索単語の後にある「&start=〇」がポイントです。

「Restored Pagination for Google」スクリプトがどのように機能しているかの解説画像1

ページネーションの5と10をクリックした時のURLの比較画像を貼ります。赤文字で書いている部分が、異なる部分です。「&start=40」と「&start=90」で数字が異なっています。

「Restored Pagination for Google」スクリプトがどのように機能しているかの解説画像2

2023年12月時点で、Googleはページネーション機能を廃止しましたが、URLのパラメータとして「&start=〇」はまだ使える状態です。「&start=〇」は、表示する検索結果のページを指定するパラメータです。

参考:Googleの検索結果をページ送りしないで途中から見る方法 — startパラメータ

ページネーション機能があった時から使える技です。本スクリプトは、恐らくページ下部に疑似的な数字を配置して、その数字をクリックした時、対応する「&start=〇」パラメータに置き換えたURLを開く…という感じの作りになっていると思います。

Googleが「&start=〇」パラメータすらも廃止してしまった場合は、使えなくなる可能性が高いと思います。表面上使えなくなったけど内部的にはまだある機能を、本スクリプトで蘇らせている…って状態です。多分。

一時的に「JavaScript」を停止させたい場合は、「Tampermonkey」アイコン→登録したスクリプトを左クリックします。オンオフを切り替えられます。右クリックすると、編集画面を開きます。オンオフした後は、一度対象ページをリロードする必要があります。

スクリプトの削除方法

Googleの検索結果を開いて、「Tampermonkey」アイコンを左クリック→インストールしたスクリプト「Restored Pagination for Google」を右クリックします。

「Restored Pagination for Google」スクリプトを削除する手順画像1

右クリックした場合、コードの編集画面が新規タブで表示されます。上部のファイル→「削除」をクリックします。ブラウザ上からアンインストールされます。

「Restored Pagination for Google」スクリプトを削除する手順画像2

感想

以上、PCウェブサイト版「Google」の連続スクロールをオフにして、以前のページ番号をクリックして切り替える仕様に戻すJavaScript「Restored Pagination for Google」についてでした。

ページネーション機能って、どのくらい需要があるんですかね~。個人的には自動読み込み(連続スクロール)のほうが便利だなぁと思うのですが、人によっては違うのですかね。

何にせよ、新機能を導入するのはいいとしても、以前あった機能に戻せない状態にするのは困るかもしれません。せめてオプションとして用意すれば、批判も少ないかもしれませんね。まぁそれだけサポートが大変になるかぁ。

2023年12月31日JavaScript