【GeForce NOW】Windows11のPCでも使えた話。導入方法

この記事では、NVIDIAが提供している月額制のクラウドゲームサービス「GeForce Now」を、Windows11のPCに導入する方法について書きます。
Windows10と変わらずに利用できました。

GeForce NOWは、Windows11でも利用できました。無料か有料プランか選択して、専用のWindowsアプリをインストールするだけです。
「今Windows10でGeForce NOW使っているけれど、Windows11でも動作するのかな…」、「GeForce NOWって何それ?どんなサービス?今Windows11使っているけれど使えるの?」という方、ぜひ参考にしてみてください。
デバイスを問わずプレイできる点が、本サービスの強みです。
本サービスを使ってみて感じたデメリットを知りたい方は、こちらに飛んでみてください。
GeForce NOWとは、低スペックPCでも最高画質で所持しているゲームがプレイできるクラウドゲームサービス(サブスク)です。
自分が所持しているゲームを起動すると、GeForce NOWのサーバーが負荷を背負ってくれます。これにより、低スペックPCでも高負荷ゲームをプレイできます。
プランは、フリープラン(無料)とプレミアムプラン(月額1,980円の有料)の2種類あります。無料プランだと、連続で1時間までしかプレイできないという制限があります。詳しい違いは、公式サイトを参考にしてみてください。
大きな特徴は、以下の3つです。
- 低スペックPCでもWi-Fiさえあれば、サクサクゲームをプレイできる。
- AndroidやiPhoneからでもPCゲームがプレイできる
- 外出先でも、どこでもプレイできる
以下のような仕組みになっています。

今までは自分のPCが主体となっていましたが、GeForce NOWのサーバーがその役を担ってくれます。わざわざ高性能ゲーミングパソコンを購入する必要はないということです。
注意点ですが、ゲームがプレイし放題というわけではありません。あくまで、自分が所持している、かつGeForce NOWに対応しているゲームのみです。1つも所持していない場合は、無料配信されているゲームしかプレイできません。
公式サイトは、「GeForce NOW Powered by SoftBank」という名称になっていますが、SoftBankユーザー以外でも利用できます。スマホの機種は関係ありません。
リリース元:GeForce Now
サービス提供日:2020年6月
プラン登録、ダウンロード方法
プランの登録、及びダウンロード方法について書きます。既に加入している、Windowsに導入している方は、スキップしてOKです。実際にWindows11で起動する方法を知りたい方は、こちらに飛んでください。
プラン登録
以下のボタンから登録できます。
「フリープランに登録」をクリックします。

メールアドレスを入力します。規約に同意して、「確認」をクリックします。

メールアドレスを確認して「登録」をクリックします。

そのまま待っていると、自動で本登録の画面が表示されます。表示されない場合は、メールアドレスに本登録用のURLが送られているのでクリックで飛びます。
ユーザー情報を入力していきます。ログインID、パスワード、氏名、誕生日電話番号、メールアドレスなどを入力します。NVIDIAのアカウントとは別です。

利用規約は、最後まで読まないと確認が押せないので、気を付けてください。

入力した情報を確認して、「フリープランに登録する」をクリックします。

登録が完了します。
アプリのダウンロード&インストール
GeForce NOWのアプリをダウンロードします。プラン登録後、そのままダウンロードボタンが表示されますが、うっかり閉じちゃった場合は、こちらからアクセスできます。

今回は、Windows11でプレイするので、Windows PCの「アプリをダウンロードする」をクリックします。

ダウンロードが完了したら、GeForce NOWを起動します。

インストールが開始されるので、少し待ちます。完了したら自動的にアプリが起動します。初回起動時は、利用規約が表示されます。内容を確認して、「同意/続行」をクリックします。

画面右上の「ログイン」をクリックします。

ブラウザが開くので、SoftBankをクリックします。

先ほど作成したアカウントでログインするので、SoftBankを選択します。自分のスマホはauだからといって、auを選ばないように注意です。
生年月日を入力します。通知がいらない・エラーログを送信したくない場合は、各項目のチェックボックスのチェックを外します。「登録する」をクリックします。

ログインが完了します。

タブを閉じて、GeForce NOWのアプリに戻ります。先ほど作成したアカウントでログインできているはずです。僕はフリープランで登録したので、アカウント名の下にフリーと表示されています。

Windows11で使ってみた
ログインが完了したら、早速Windows11で起動できるか確かめてみます。GeForce NOWを起動して、自身が所持(購入)しているゲームを探します。上部にある検索ボックスを活用すると素早くアクセスできます。
本記事では、以下の2つのゲームを実行してみました。
APEX(無料ゲーム)で試してみた
APEXをプレイしてみます。

APEXの場合、PCのプラットフォームがOriginかSteamの2つあります。僕は、Steamでプレイしているので、「Steam」を選択→プレイをクリックします。必要に応じて、デスクトップにショートカットを作成します。

できません。あくまで、クラウドゲームサービスで、月額でゲームプレイし放題…といったサービスではありません。自分が有料で購入したゲーム、あるいは、基本プレイ無料のゲームで利用できます。
持っていないゲームを選択すると、それぞれのストア画面に飛びます。
ネットワークテストが開始されます。快適にプレイできない可能性がある場合は、下記画像のように警告が表示されます。無線LAN接続している場合、有線よりも速度が遅い傾向にあるので、快適にプレイできないかもしれません。
今回は、そのまま継続してみます。「続行」をクリックします。

読み込みが開始されます。

Windowsのセキュリティダイアログが表示されます。「プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワークなど)を選択して、「アクセスを許可する」をクリックします。

GeForce NOWのAPEXでは、自動キャプチャー機能に対応しているようです。敵を倒した時などのハイライトを自動的に録画する機能です。今回は不要だと思ったので、全てのチェックを外して、右下の「レッツゴー」をクリックします。

Steamのログイン画面が表示されるので、ログインします。

GeForce NOW上でAPEXが起動します。操作方法は、通常のAPEXと一緒です。

果たして、本当に本来のスペックを超えたグラフィック設定でプレイできるのか試してみました。設定→ビデオの解像度などを一番負荷がかかるようにしました。この時、赤文字で「メモリー不足ですよ~」と警告が表示されましたが、気にせず保存します。

射撃訓練場でプレイしてみました。実際の動画を貼っておきます。かなり綺麗なグラフィックでプレイできました。
僕のPCは、そこまでゲームに強くありません。GeForce NOW経由だと、高グラフィックでプレイできます。
ただし、僕が試した環境は無線LANなので、FPSなどのゲームには高画質だろうが不向きです。1人でもくもくやるゲームに向いているのかなといった印象です。
DEATH STRANDING(有料ゲーム)で試してみた
続いて、有料ゲーム「DEATH STRANDING」で試してみます。僕はSteamです。

ログイン画面が表示されるのでログインします。場合によっては、認証コードを入力する画面が表示されます。メールアドレスに送られてくる英数字を入力して認証します。

「同意する」をクリックします。

ゲームが起動します。

オプションから、グラフィックを変更してみました。最高グラフィックにしても、メモリにまだまだ余裕があります。

GeForce NOWを使わずに普通に起動した場合、一番低いグラフィックにしてもメモリがオーバーしてしまっています。今までこの環境でプレイしていた分、最高グラフィックを生で拝めたことに感動です。
動画も貼っておきます。
僕が感じたデメリット
実際に利用してみて感じたデメリットを書きます。Windows10、Windows11とか関係なしに、Wi-Fi環境が重要だなと思いました。
- 対応ゲームに限りがある
- 有料会員の月額料金が1,980円と少し高い
- Wi-Fi 環境が重要
対応ゲームに限りがある
てっきり、全てのゲームに対応しているかと思いきや、限りがあります。以下のサイトで確認できます。基本的に大型作品には対応しています。
せっかくGeForce NOWに登録したのに、プレイしたいゲームがなかった!ってなったら最悪ですね。
Wi-Fi環境が重要
GeForce NOWは、Wi-Fi環境が整っているかどうかで大きく変わってきます。Wi-Fi速度がしょぼかったら、使い物になりません。4Gでもプレイできますが、カクカクするのでおすすめしません。
公式が公表している最低システム要件は、以下のようになっています。
インターネット動作環境
有線または5GHzのWi-Fi環境
システム要件|GeForce NOW Powered by SoftBank
15Mbps以上の通信速度(推奨25Mbps)
有線=Wi-Fi環境がしっかり整っていないと、快適にプレイできないということです。
DEATH STRANDINGなどの一人用ゲームでは、無線LANでもそこそこプレイできました。ただし、ラグ(遅延)があって、快適かと言われれば微妙でした。このことから、無線LAN×GeForce NOWはおすすめしません。
以下のサイトで、Wi-Fi速度を調べられます。少なくとも100Mbpsは欲しいところです。公式は、25Mbpsを推奨していますが、僕の体感は100Mbpsあって、「まぁまぁプレイできるかな…」というイメージです。
感想
以上、クラウドゲームサービス「GeForce Now」を、Windows11で使ってみた記事でした。
快適なWi-Fi環境が必須ですが、低スペックPCでハイスペックゲームをプレイできるなんて素晴らしいです。