【IconViewer】ソフトのアイコンから画像を抽出するソフト

この記事では、アイコン(ICO)から画像を取り出して保存できるフリーソフト「IconViewer」について書きます。
サクッとEXEファイルのアイコン画像を抽出できます。

「〇〇.exe」などの実行ファイルのアイコンを抽出して、画像(ico、bmp、png)として保存するソフトです。
インストールすると、実行ファイルのプロパティ画面に新しくIcons タブが追加されます。そこから内臓されているアイコン画像を取り出せます。
保存できる拡張子は、ico、bmp、pngの3種類です。
抽出する前に、プレビューで実際の画像を確認できます。
1つのアイコンに複数の画像サイズが内蔵されている場合は、サイズごとで別々に取り出せます。
画像サイズは、ソフトによって異なりますが、大体以下のようになっています。
- 16×16 256 colors
- 32×32 256 colors
- 48×48 256 colors
- 16×16 32-bit
- 32×32 32-bit
- 48×48 32-bit
- 256×256 32-bit(PNG)
256サイズの画像が格納されていれば、スクショするよりも高画質のアイコン画像を入手できます。
ソフトを起動して取り出すパターンではなく、Windows標準機能の中に溶け込む形のソフトです。直感的な操作で作業できるので、初心者にもおすすめです。
Windows11でも問題なく動作します。
僕みたいなフリーソフトを紹介しているブロガーだと、アイコンを画像として取り出したい時が結構あります。そんな時に、ぱぱっとPNGで抽出できるのでとても便利です。
好きな画像をアイコンに設定する方法を、以下の記事に書いています。気になった方は参考にしてみてください。
提供元:Bot Productions
記事執筆時のバージョン:3.02(2008年03月15日)
インストール方法
以下のサイトからダウンロードできます。
自分のパソコンに合ったバージョンを選択します。
僕のパソコンは64bitなので、一番上の「IconViewer 3.02 x64-edition」をクリックします。
Windows10でもWindows11でも同じです。ほとんどの方は、一番上だと思います。

自分のパソコンが32bitか、64bitか分からない場合は、以下の記事を参考にしてみてください。最近のパソコンは、ほとんど64bitです。
ダウンロードが終わったら、ダブルクリックで起動します。

インストール方法を聞かれるので、上の「Express Install」をクリックします。
インストール場所をこだわりたい方は、「Custom Install」にします。普通に利用する分には、「Express Install」でOKです。

利用規約に同意するかどうか聞かれるので、確認できたら「I accept the terms in the License Agreement(使用許諾契約書の条項に同意する)」にチェックして、「次へ」をクリックします。

インストールが開始されます。「Completing IconViewer Setup」と表示されればOKです。「Close」でインストーラーを終了します。

使い方
IconViewerには、ソフトがありません。プロパティの画面に項目が追加されるタイプです。
画像を取り出したいアイコンを右クリック→プロパティをクリックします。

プロパティを開くと、今まではなかった「Icons」タブが新しく追加されているのでクリックします。

欲しいアイコンを「The file 〇〇〇.exe con tains the following icon(s)」の中から選択します。実行ファイルの中に含まれているアイコンが表示されます。1つしかない場合は、1つしか表示されません。
「Device images」の中から、サイズを選択します。
大きいに越したことはないので、アイコンの中で一番大きい「256×256 32-bit(PNG)」サイズがおすすめです。

右下に実際の画像サイズがプレビューで表示されます。確認しながら良さそうなアイコンを選択します。
ソフトによっては、256サイズがない場合があります。その場合は48サイズとかにしましょう。

画質を保ったまま、綺麗に拡大してくれるソフト「waifu2x-caffe」を使うと、低画質でも綺麗に拡大できます。

取り出したい画像を選択できたら、アイコンをクリックします。

名前を付けて保存ダイアログが開きます。
ファイル名とファイルの種類(拡張子)を選択して、「保存」をクリックします。

拡張子をPNGに変更することを忘れないようにしましょう。
icoのままだと、アイコンファイルになってしまうので、一部ソフトなどでは正常に画像として読み取ってくれない場合があります。
ブログなどで貼り付けたい場合は、PNGがおすすめです。
指定した場所に、画像が保存されます。

感想
以上、ソフトなどの実行ファイル(EXE)から、アイコン画像をPNGとして抽出できるソフト「IconViewer」についてでした。
ソフトを起動して取り出すタイプと違って、プロパティにメニューを追加するタイプなので、違和感なく利用できます。
Windowsに標準搭載してほしいくらいです。