【MiniTool ShadowMaker】PCのデータのバックアップソフト

この記事では、PCのデータをドライブ単位、個別のファイル・フォルダー単位でバックアップ・復元できるソフト「MiniTool ShadowMaker」について書きます。

Windowsのデータバックアップソフトです。任意のドライブ、パーティションを丸ごとバックアップできます。個別のファイル・フォルダーにも対応しています。
バックアップすると、圧縮&暗号化された状態で、本ソフト専用の拡張子「mfi」ファイルが保存されます。保存先フォルダーは、好きな場所を指定できます。
バックアップするファイル・ドライブは一覧で管理できます。毎日9時に任意のファイルをバックアップするといったスケジュール機能も用意されています。
日本語対応&シンプルなUIで、初心者でも扱いやすいです。
無料版と有料版があります。基本的なバックアップ(増分)、復元は無料版でも可能です。イベント機能、完全/差分バックアップなど、より詳細なバックアップに関しては有料版のみになります。より詳しい無料版と有料版の違いについては、こちらのサイトを参考にしてみてください。料金については、こちらのサイトを参考にしてみてください。
リリース元:MiniTool Software Ltd.
記事執筆時のバージョン:3.6.1 (2021年12月21日)
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
「今すぐお試し」をクリックします。無料版を利用して、後から有料版にアップグレードすることができます。

ダウンロードしたセットアップファイルを起動します。

「今すぐインストール」をクリックします。

「今すぐ開始」をクリックします。

使い方
日本語化
本ソフトは、日本語に対応しています。僕の環境だとデフォルトの言語が英語になっていたので、日本語に変更します。
アプリを起動したら、右上の三本線マークをクリック→Language→「English」から「Japanese」にします。

「OK」をクリックして、一旦ソフトを再起動します。

日本語になります。

バックアップ
上部の「バックアップ」をクリックします。
ソースとバックアップ先を指定します。ソースが、バックアップしたいドライブ、ファイル・フォルダーです。バックアップ先が、バックアップしたファイルを保存する場所の指定です。

それぞれクリックすると、設定画面が表示されます。ディスクとパーティションを丸ごとバックアップできます。今回は、特定のフォルダーをバックアップしてみます。「フォルダとファイル」を選択します。

PCの階層が表示されるので、バックアップしたいファイル、フォルダーにどんどんチェックを入れます。複数選択できます。選択できたら、をクリックします。

同じようにバックアップ先(宛先パス)も指定します。

基本的には、バックアップ元と異なるディスク(ドライブ)に保存するのがおすすめです。ドライブが破損した時に、バックアップしている場所が一緒だと意味がないからです。CドライブならDドライブへ、DドライブならEドライブへ…といった感じです。
設定できたら、右下のをクリックします。バックアップする前に、
でスケジュールの設定、
でバックアップオプションを設定できます。詳しくは後で解説します。
「はい」をクリックします。

管理タブが開きます。バックアップが開始されます。

本ソフトを起動した状態で放置します。最小化していてもOKです。バックアップが完了すると、通知が来ます。

ソフトに戻ってみると、緑文字で最終バックアップ日時が表示されています。同じようにいくつかのバックアップを作成すると、管理タブに一覧表示されます。

各バックアップの右にある三本線をクリックすることで、ファイルの場所の参照、復元、削除、スケジュールの設定などができます。

実際に指定した保存先フォルダーを見てみます。本ソフト専用の拡張子「mfi」でファイルが保存されていました。暗号化・かつ圧縮されているので、本ソフト以外では復元できないようになっています。

【バックアップ】スケジュール
バックアップを自動でするようにスケジュールを設定できます。例えば、毎日朝7時に、このファイルをバックアップする…、月に1回は、ドライブ全体をバックアップする…といったことが可能です。
デフォルトではオフになっているので、にします。(緑色でオフと書かれている時が、オンになっているということです。)オンにすると、スケジュールを設定できるようになります。

毎日、毎週、毎月といった好きな間隔を指定できます。
【バックアップ】オプション
バックアップのオプションを設定できます。

ファイルサイズの圧縮レベルも調整できます。

復元
復元タブ→復元したいファイルの右にあるをクリックします。

復元するバージョン(日時)を選択して、「次へ」をクリックします。

復元ファイルに含まれるフォルダーのうち、どのファイル・フォルダーを復元するかチェックします。デフォルトでは全てのファイル・フォルダーにチェックが入っています。「次へ」をクリックします。

復元する場所を指定します。元々あった場所とは、別の場所に保存することが可能です。「参照」で選択して、「適用」をクリックします。

ファイルの復元が開始されるので待ちます。ソフトを終了しなければ、ほかの作業をしていてもOKです。

完了したらダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。

指定したフォルダーに、丸ごとバックアップしたファイルが復元されています。元々のファイルと見比べてみましたが、画像サイズなども、そっくりそのまま復元されていました。

ツール
「ツール」タブで、より高度な機能を利用できます。一部機能は、有料版のみとなっています。

ディスクのクローンなどができます。

感想
以上、PC上のデータをドライブ・パーティション単位、ファイル・フォルダー単位でバックアップして復元できるソフト「MiniTool ShadowMaker」についてでした。
開発元の「MiniTool Software Ltd.」は、他にも、パーティションの作成、分割、結合などができるドライブ管理ソフト「MiniTool Partition Wizard」なども提供しています。