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【Panopreter】サイトやtxtのテキスト読み上げソフト。mp3保存も可能

2022年2月14日ソフトレビュー

Panopreterのアイコン

この記事では、ウェブページやテキストファイル、任意の文章を各言語で読み上げてくれるシェアウェアソフト「Panopreter」について書きます。

「mp3」、「wav」での保存も可能です。

「Panopreter」ソフトのスクリーンショット

ウェブページ(HTML)、txt、doc、pdf、入力した文章などを、音声で読み上げてくれるシェアウェアソフトです。ソフトを起動して、ファイルを読み込ませると、設定した言語のAI音声で、テキストを読み上げます。

AIの音声は、Windowsにインストールされている言語なら、自由に選択できます。例えば、英語と日本語をインストールしていたら、「Panopreter」ソフト内でも同じ言語を指定できます。

AI音声なので、人間のように流暢とは言えませんが、漢字や数字なども読み上げてくれました。音声は、mp3、wavファイルで保存できます。オプションでogg、flacが用意されています。

ソフトを起動した状態で文章をコピー(Ctrl+C)すると、自動的に読み上げる機能も搭載しています。素早く音声や読み方を知りたい時に便利です。

本ソフトは、無料版のPanopreterベーシック、有料版のPanopreterの2種類あります。無料版だと、特定言語の音声サポートのみ、一部拡張子のみのサポートと制限があります。

有料版は、20日間無料で利用できます。まずは有料版の無料お試しを利用してみて、継続利用したい場合は、アンロックするといいかなぁと思います。

有料版の無料お試しを過ぎると、自動的に一部機能に制限がかかります。数文字しか話せない、テキストを音声ファイルとして保存できないなどです。いきなり請求されるといった心配はありません。

本記事について

本記事は、依頼されたものです。報酬、あるいはソフトのライセンスをいただいています。当サイトの「ソフトレビュー」カテゴリーにある記事は、全て依頼された案件記事です。

リリース元:Panopreter software

ダウンロード方法

以下のサイトからダウンロードできます。

今回は、有料版の無料お試しを利用してみます。「64 ビットの Panopreterをダウンロード」をクリックします。セットアップファイルがダウンロードされます。

「Panopreter」ソフトのセットアップファイルをWindowsにダウンロードする手順画像
ポイント

お使いのPCのバージョンに合ったソフトをダウンロードしましょう。32bitの場合は、ダウンロード→「音声合成ソフト 32 bit」にします。

有料版の無料お試し版ではなく、最初から機能が制限された無料版を利用したい場合は、ダウンロード→「無料音声合成ソフト」からダウンロードします。

「Panopreter」公式サイト上部にある「ダウンロード」タブを展開した画像

インストール方法

ダウンロードしたセットアップファイルを起動します。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像1

言語を選択します。初期で日本語になっているので、そのまま「OK」をクリックします。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像2

「同意する」にチェックして、「次へ」をクリックします。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像3

インストール場所を指定します。こだわりがない場合は、そのままでOKです。「次へ」をクリックします。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像4

「次へ」をクリックします。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像5

デスクトップにアイコンを作成するか設定します。デフォルトではチェックが入っています。「次へ」をクリックします。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像6

「インストール」をクリックします。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像7

「完了」をクリックします。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像8

「Panopreter」が起動します。

「Panopreter」ソフトをWindowsにインストールする手順画像9

使い方

テキストの読み込み

本ソフトに、読み上げるためのテキストを登録しないといけません。ファイルから読み取るか、手動で入力するかの2パターンです。読み取りできる拡張子は、以下のようになっています。

  • txt(テキストファイル)
  • rtf
  • doc(Word)
  • docx(Word)
  • pdf(プレゼンテーション)
  • odt
  • htm(ウェブページ)
  • html(ウェブページ)
  • mht
  • 手動入力

ファイルから読み込み

左上の開くボタンをクリックします。

「Panopreter」ソフトでファイルを読み込む手順画像

読み上げたいファイルを選択します。HTMLなどのウェブページは、あらかじめダウンロードしておく必要があります。ここでは、試しに当サイトのプライバシーポリシーを選択してみます。

「Panopreter」のファイル選択ダイアログ画像
【ポイント】ウェブサイトをHTMLファイルで保存する手順

ウェブページは、サイトを開いて空いているところを右クリック→「名前を付けて保存(Ctrl+S)」で保存できます。

ウェブサイトをHTMLファイルでPCに保存する手順画像

白紙の部分にテキストが読み込まれるまで待ちます。ここの待ち時間が結構長かったです。体感として、30秒~1分ほどです。読み込み中の間は、本ソフトが白くなって、マウスがマウス 考え中考え中アイコンになります。

読み込めたら、ずらっとテキストが表示されます。

htmlファイルがテキストとして読み込まれる

数行程度のメモ帳(txt)ファイルだと、一瞬で読み込まれました。HTMLなどの膨大な量の文章は時間がかかるのかもしれません。

メモ帳(txt)も登録できる

手動入力

白紙の部分に、直接キーボードで文字入力できます。

ファイルを読み込まずに手動で入力することも可能

音声読み上げ

言語をクリックすると、ドロップダウンリストで一覧表示されるので、読み上げたい言語を選択します。

無料版(Panopreterベーシック)だと、言語に制限があります。有料版だと、Windows10やWindows11にインストールしている言語の中から好きなように選択できます。日本語もあります。

読み上げたい言語を選択

続いて声を選択します。日本の場合は、4人の声が用意されていました。女性と男性バージョンです。

  • Microsoft Haruka Desktop
  • Microsoft Ayumi Japanese
  • Microsoft Ichiro Japanese
  • Microsoft Sayaka Japanese
声を選択 日本語の場合は、4人の声が用意されている

選択したら、上部にある話すボタンをクリックします。

「話す」をクリック

AI音声でテキストを読み上げてくれます。実際の音声を貼っておきます。

男性版、女性版、どちらも問題なく利用できました。AIなので、生身の人間と比べると、どーしても機械感が否めません。漢字や数字なども問題なく認識してくれました。

言語を英語にした場合は、英語と数字のみを読み上げてくれます。日本語の部分は、自動的にスキップされました。

音量、速度、ピッチの変更

デフォルトで用意されている音声に対して、以下のフィルターをかけることができます。

  • 音量(ボリューム)
  • 再生速度
  • ピッチの変更

左下のバーで調整できます。実際に変更してみた動画を貼っておきます。10倍速だと、さすがに早すぎると感じました。2倍速とかだと全然聞き取れます。

音声ファイルの保存

オーディオとして保存をクリックします。

オーディオとして保存

名前を付けて好きな場所に保存します。

名前を付けて保存ダイアログ

左下にオーディオファイルの作成が完了しましたと表示されれば、OKです。指定した場所に、音声ファイルのmp3とwavファイルが保存されています。

AI音声で読み上げたテキストをmp3とwavファイルに変換

実際に、数秒程度の音声を貼っておきます。

ちゃんと「こんにちは。ナポリタン寿司です。パソコン初心者です。パソコンの便利なフリーソフトや便利なWebサービスについて書いています」と聞き取れます。

文字検索

検索で検索できます。

検索ダイアログ

文字置換

置き換えで文字を置換できます。例えば、「ナポリタン」という文字列を、全て「スパゲッティ」にするといったことができます。

置換ダイアログ

テキストファイルの保存

保存でテキストファイル(txt)として保存できます。

テキストファイル(txt)で保存

Ctrl+Cで自動読み上げ

本ソフトを起動した状態で、ブラウザ上などのテキストをクリップボードにコピー(Ctrl+C)した時に、自動で音声を読み上げる機能です。デフォルトでは、オンになっています。

念のため、オプション→「クリップボードを読み取る」にチェックが入っているか確認します。

オプション クリップボードを読み取る

不要な場合は、チェックを外します。F10で、オンオフすることも可能です。コピペする度に勝手に読み上げられるので、使わない時はオフがいいかもしれません。

オンにした状態で、ブラウザなどのテキストを範囲選択→コピー(Ctrl+C)します。AI音声が読み上げられます。

ブラウザだけでなく、LINE(Windows版)iconなどのアプリ上でも動作します。

設定

オプション→「設定」をクリックします。外観の設定は、オプション→「フォントと色」です。

オプション フォントと色

フォントと色

テキストのフォントと色、背景色を設定できます。

フォントと色をカスタマイズ

試しに、フォントをGoogleの「Noto Sans JP」、12px、文字色を白、背景色を黒にしてみました。自分が見やすいフォント、好きな背景色にできます。

Panopreterの外観を調整 ダークモード

言語

デフォルトの音声を設定できます。日本語にしておくといいかなと思います。

基本設定 言語

話す

読み取り方法を設定できます。

基本設定 話す

バッチファイルから読み取ることも可能だそうです。

「最近使用したボイスを記憶」にチェックをつけると、直前に日本語音声で再生した場合、次回起動時も日本語を選択した状態で起動します。

再生速度を維持してほしい場合は、「アプリケーションの終了時、ボリューム、スピード、ピッチを記録」にチェックを入れます。

クリップボードを読み取る

テキストをコピー(Ctrl+C)した時に再生する機能の設定ができます。

基本設定 クリップボードを読み取る

オーディオフォーマット

音声ファイルの保存設定ができます。デフォルトでは、「wav」と「mp3」の2つが出力されるようになっています。オプションで、「ogg」、「flac」の追加が可能です。

基本設定 オーディオフォーマット

オーディオ出力

オーディオ出力設定ができます。

基本設定 オーディオ出力

音楽

音声読み取り完了時の音楽設定ができます。

基本設定 音楽

「お気に入りの音楽を再生」に、音楽ファイルを登録すると、音声読み上げ完了時に再生されるようになります。分かりやすいアラーム音を登録しておくと、いつ読み上げが終わったかが分かりやすいかもしれません。

ユーザーインターフェース

タイマーやバーの外観を設定できます。

基本設定 ユーザーインターフェース

バーは、読み上げ時に表示される進捗状況バー、タイマーは、下に表示される数字のことです。

音声読み上げ時の進捗状況バーとタイマー

有料版について

以下のリンクから、購入ページにアクセスできます。

PayPal、クレジットカード(VISA、JCB、Mastercardなど)で支払いできます。

料金は、2024年4月に確認したところ、32.95ドルでした。日本から購入する場合は、日本円の為替レートで値段が変動します。あくまで、僕調べなので実際に購入する際は、ご自身で確認してみてください。

注意点ですが、有料版を購入してもメジャーアップデートはできないようです。マイナーアップデートのみ対応しています。

例えば、バージョン4.0の時に有料版を購入したとします。その場合、4.1や4.9には無料でアップデートできますが、バージョン5.0や5.1などの整数(小数点以外)のアップグレードはできないということです。古いバージョンを使い続けるか、新しいバージョンの方でライセンスを新規購入する必要があるようです。

感想

以上、テキストファイルやHTMLファイル、手動で入力した文章をAI音声で読み上げてくれるシェアウェアソフト「Panopreter」についてでした。

2022年2月14日ソフトレビュー