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Windowsの右クリックの「Clipchampで編集」を削除する方法

2022年6月19日Windows11

「Clipchamp-動画エディター」のアイコン

この記事では、動画や画像ファイルを右クリックした時のコンテキストメニューの中にある「Clipchampで編集」という項目を削除する方法について書きます。

Windowsの右クリックの「Clipchampで編集」を削除する方法

画像や動画ファイルの右クリックメニュー内にある「Clipchampで編集」項目は、レジストリを操作することで、消すことができます。

Clipchamp(クリップチャンプ)は、たまに利用するから、アンインストールしたくない…!だけど、右クリックメニューからは抹消したい!」という方、ぜひ参考にしてみてください。

PC初心者の方でも、数分あれば削除できます。ただし、レジストリを操作するので、苦手な方は注意です。

そもそも、「Clipchamp(クリップチャンプ)」ソフト自体を利用していない場合は、削除することで、自動的にコンテキストメニューから「Clipchampで編集」項目が削除されます。本記事では、両方の方法を紹介します。

コンテキストメニューから抹消した場合でも、いつでも戻すことが可能です。

Explorer Patcher for Windows 11」などのツールで、Windows11のコンテキストメニューをWindows10の頃に戻している場合でも、同様に削除できます。

先日、「ShellExView」と「ShellMenuViewv」という右クリックメニューの不要な項目を削除できるフリーソフトを利用しました。その時に、「Clipchampで編集」項目も削除したいと思い、色々探してみたのですが、一向に見つかりませんでした。

ShellMenuViewvでは、「Clipchampで編集」が検出されない

そこで、インターネットの力をお借りして、調べてみました。結果、「ShellMenuViewv」などのフリーソフトでは検出できませんでしたが、何とか消すことに成功しました。

Clipchamp(クリップチャンプ)」については、以下の記事を参考にしてみてください。Windows11標準搭載の動画編集ソフトです。

他の項目も削除したい場合

【一番楽】Clipchamp自体をアンインストールする

この方法が、一番手っ取り早いです。本ソフトを一度も使ったことがない方は、ソフト自体をアンインストールしてみましょう。

Windowsのスタートメニュー→「Clipchamp-動画エディター」を右クリック→「アンインストール」をクリックします。

スタートメニューにある「Clipchamp」をアンインストールしている画像

これだけで、自動的に右クリックメニュー項目からも消えます。しかし、アプリ自体が利用できなくなるので注意です。「Microsoftストア」から、再びインストールできます。

右クリックメニューから「Clipchampで編集」を削除する方法

「Clipchampは削除したくないけど、コンテキストメニューの項目は消したい!」という方は、レジストリを操作することで削除できます。

本記事では、レジストリエディターがよく分からない初心者向け、およびレジストリエディターが使える上級者向けで、2通り紹介します。どちらの方法も、やっていること自体は一緒です。

レジストリエディターがよく分からない方向け(初心者)

コマンドプロンプトから、本記事で紹介するコードを実行することで、サクっと削除できます。

スタートメニューを開いて、検索ボックスに「cmd」と入力します。コマンドプロンプトが出てくるので、「管理者として実行」をクリックします。管理者でないとうまくいきません。

Windows11のスタートメニュー コマンドプロンプトの起動

真っ黒い画面が表示されたら、以下のコードをコピペして、実行(Enter)します。

reg add "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4} /f
すべてのユーザーに適用したい場合

上記コードは、現在ログインしているユーザーだけに反映させるコードです。

1台のPCを複数ユーザーで使い分けていて、全てのユーザーに反映させたい場合は、上記コードではなく、代わりに下記コードを実行します。間違って、上記コードを実行した場合でも、気にせず、追加で下記コードを実行してOKです。

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4} /f

文字列値を追加するルートキーが異なります。「HKEY_CURRENT_USER」が現在ログインしているユーザーのみで、「HKEY_LOCAL_MACHINE」が全ユーザーが対象になっています。それ以外の部分は一緒です。

コマンドプロンプトを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像1

「この操作を正しく終了しました。」と表示されればOKです。

コマンドプロンプトを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像2

続いて、エクスプローラーを再起動します。そのままコマンドプロンプトに、以下のコードを貼り付けて、実行します。この時、もう一度Enterを押しましょう。Enterの2回押しということです。

taskkill /f /im explorer.exe
start explorer.exe
コマンドプロンプトを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像3

これで、エクスプローラーが再起動されます。実行中は、デスクトップやタスクバーが真っ暗になりますが、正常な挙動ですので、焦らないでください。

taskkill /f /im explorer.exe」が、エクスプローラーを停止するという意味です。2行目の「start explorer.exe」がエクスプローラーを起動するという意味です。この2ステップで、エクスプローラーを再起動できます。

コマンドプロンプトは不要なので、右上の「×」で終了してOKです。これで、「Clipchampで編集」項目が非表示になります。

Windows11の右クリックメニューから、「Clipchampで編集」項目を消した画像1

動画だけでなく、画像などのファイル右クリック時も同様に表示されませんでした。

Windows11の右クリックメニューから、「Clipchampで編集」項目を消した画像2

「Explorer Patcher for Windows 11」などのソフトで、Windows10の右クリックメニューに戻している場合でも、表示されません。スッキリしています。

Windows11の右クリックメニューから、「Clipchampで編集」項目を消した画像3

レジストリエディターを自分で操作したい方向け(上級者)

1つ目に紹介した方法は、僕が提示したよく分からないコードを実行しているということになります。

「よく分かっていないコードを実行するのは、少し不安。自分でも理解しておきたい…!」という方は、レジストリエディターを使って、手動操作してみましょう。自分で操作するので、理解度が深まると思います。

スタートメニューを開いて、検索ボックスに「レジストリ」と入力します。

全ユーザーに反映させたい場合は、「管理者として実行」をクリックします。現在ログインしているユーザーだけに反映させたい場合は、普通の権限でもOKです。迷ったら、「管理者として実行」にしましょう。

Windows11のスタートメニュー レジストリエディターの起動

起動できたら、上部のアドレスバーに以下の文字列を貼り付けて、Enterで移動します。以下のパスは、現在ログインしているユーザーだけに反映させたい場合です。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions
【ポイント】全ユーザーに反映させたい場合

全ユーザーに反映させたい場合は、上記パスではなく、以下のパスになります。「HKEY_CURRENT_USER(現在のユーザー)」か「HKEY_LOCAL_MACHINE(全ユーザー)」の違いです。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions

これ以降は、同じ作業です。

「Shell Extensions」フォルダーを開けたら、その中に「Blocked」フォルダーがあるか確認します。既にあるという方は、これから説明する作業をスキップして、こちらに飛んでください。

「Shell Extensions」フォルダーの上で、右クリック→「新規」→「キー」をクリックします。

レジストリエディターを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像1

名前を「Blocked」にします。

レジストリエディターを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像2

「Blocked」フォルダーの空いているところを右クリック→「文字列値」をクリックします。

レジストリエディターを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像3

名前を、「{8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4}」にします。

{8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4}
レジストリエディターを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像4

「Shell Extensions」→「Blocked」フォルダーに、「{8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4}」の文字列値があるという状態になればOKです。

レジストリエディターを使って、右クリックメニューの「Clipchampで編集」を削除する手順画像5

{8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4}」は、「Clipchampで編集」項目になっています。それを「Blocked」フォルダーに入れる=機能を無効化するという意味になります。

今回に限らず、右クリックメニューにある項目は、「Blocked」フォルダーに書き込むことで、消せます。この作業を自動化しているのが、1つ目に紹介した方法です。

エクスプローラーを再起動します。タスクマネージャーやコマンドプロンプトから実行できます。コマンドプロンプトからの再起動は、こちらを参考にしてみてください。

1つ目に紹介した方法と同じで、「Clipchampで編集」項目が消えます。

右クリックメニューに「Clipchampで編集」を復元する手順

「やっぱり元に戻したい!」という場合は、復元してみましょう。コマンドプロンプトから実行する方法、レジストリエディターを使て手動操作する2通りあるのですが、めんどくさいので、コマンドプロンプトから実行する方法のみ紹介します。

コマンドプロンプトを管理者として実行します。

以下のコードを実行します。現在ログインしているユーザーだけに反映します。「Clipchampで編集」項目を削除するために書き込んだコードを削除するという意味です。

reg delete "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4} /f
すべてのユーザーに適用した場合

すべてのユーザーの「Clipchampで編集」項目を削除した場合、元に戻す時は、それ専用のコードが必要になります。以下です。

reg delete "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked" /v {8AB635F8-9A67-4698-AB99-784AD929F3B4} /f

「自分がどっち用のコードを実行したか忘れた!わかんない!」という方は、両方実行してみましょう。書き込んだコードがない場合は、「エラー:指定されたレジストリキーまたは値が見つかりませんでした」と表示されます。

コマンドプロンプトの「エラー:指定されたレジストリキーまたは値が見つかりませんでした」画面

「この操作を正しく終了しました。」と表示されればOKです。

「Clipchampで編集」を復元する手順画像1

エクスプローラーを再起動します。コマンドプロンプトから実行する場合は、以下のコードになります。貼り付けて、Enterを2回押します。

taskkill /f /im explorer.exe
start explorer.exe

元通り、Windows11の右クリックメニューに、「Clipchampで編集」項目が表示されます。

「Clipchampで編集」を復元する手順画像2

感想

以上、Windowsで、動画や画像ファイルを右クリックした時に表示される「Clipchampで編集」を、削除する方法でした。

PCのスペックに自信がある方は、「DaVinci Resolve(ダヴィンチ・リゾルヴ)」がいいかもしれません。超高性能な動画編集ソフトです。

2022年6月19日Windows11

Posted by ナポリタン寿司